『UFC 313』ライトヘビー級で頂上対決が遂に実現!!

2025.1.23

【Alex Pereira /official Instagram】

 

2025年3月9日(日・日本時間)に

米国ラスベガスで開催される

総合格闘技大会『UFC 313』の

メインイベントの試合カードが明らかになった。

現ライトヘビー級王者

アレックス・ペレイラ(37歳、ブラジル)が

4度目の防衛戦で挑戦者・同級ランキング1位の

マゴメド・アンカラエフ(32歳、ロシア)の

挑戦を受ける。

ついに対戦が実現し、

王座戦線の激闘に世界中のファンが注目している。

 

王者アレックス・ペレイラの実績と強さ

ペレイラは、ミドル級とライトヘビー級の2階級制覇を成し遂げた実力者で、

戦績は11勝(9KO)2敗。

驚異的なKO率81%を誇り、圧倒的な打撃の破壊力を武器に、

「絶対王者」として君臨している。

キックボクシング団体「GLORY」で培ったその打撃スキルの強さは、

2022年にUFCミドル級王者イスラエル・アデサンヤを劇的KOで下したことで証明されている。

その後、ライトヘビー級へ転向したペレイラは、

2023年11月の王座決定戦で元王者イリ―・プロハースカをKOし、タイトルを獲得。続く防衛戦でもジャマール・ヒル、プロハースカとの再戦、

カリル・ラウントリーをいずれもKOで下し、

名実ともに王座を盤石のものとしている。

 

挑戦者マゴメド・アンカラエフの勢い

一方のアンカラエフは、グレコローマンレスリングとサンボをベースに、打撃でも相手を圧倒する万能型ファイターと言える。

戦績は20勝(11KO)1敗1分で、現在11連勝中という絶好調ぶりを見せている。

その強烈なパウンドと持ち前の粘り強さは、

「ペレイラの対抗馬」として、これまでに幾度となく待望されていた。

試合を前に、SNSでは激しい舌戦も展開中。

アンカラエフは「お前は自分の死亡証明書にサインした」と挑発し、

勝利への自信を漲らせる。

一方で、王者ペレイラは無言を貫きながら、

リング上でその実力を証明する決意なようだ。

 

ヘビー級挑戦の可能性も?

今回の防衛戦で勝利すれば、

ペレイラはライトヘビー級においても「敵なし」の存在となる。

一部では、彼が次にヘビー級へ転向し、

3階級制覇に挑む可能性も取り沙汰されている。

 

セミファイナル:ライト級の熱戦

また、『UFC 313』のセミファイナルも注目のカード。

元暫定王者でBMF王者のジャスティン・ゲイジー(米国)と、

ニュージーランドのダン・フッカーが

ライト級トップラカー同士のでの対決を実現。

現在ランキング3位のゲイジーは、

UFC 300でマックス・ホロウェイとの激闘を経ての復帰戦。

一方、ランキング6位のフッカーは3連勝中で勢いに乗っており、

次のタイトル挑戦へのステップアップを狙っている。