『UFC 313』ライトヘビー級で頂上対決が遂に実現!!
【Alex Pereira /official Instagram】
2025年3月9日(日・日本時間)に
米国ラスベガスで開催される
総合格闘技大会『UFC 313』の
メインイベントの試合カードが明らかになった。
現ライトヘビー級王者
アレックス・ペレイラ(37歳、ブラジル)が
4度目の防衛戦で挑戦者・同級ランキング1位の
マゴメド・アンカラエフ(32歳、ロシア)の
挑戦を受ける。
ついに対戦が実現し、
王座戦線の激闘に世界中のファンが注目している。
王者アレックス・ペレイラの実績と強さ
ペレイラは、ミドル級とライトヘビー級の2階級制覇を成し遂げた実力者で、
戦績は11勝(9KO)2敗。
驚異的なKO率81%を誇り、圧倒的な打撃の破壊力を武器に、
「絶対王者」として君臨している。
キックボクシング団体「GLORY」で培ったその打撃スキルの強さは、
2022年にUFCミドル級王者イスラエル・アデサンヤを劇的KOで下したことで証明されている。
その後、ライトヘビー級へ転向したペレイラは、
2023年11月の王座決定戦で元王者イリ―・プロハースカをKOし、タイトルを獲得。続く防衛戦でもジャマール・ヒル、プロハースカとの再戦、
カリル・ラウントリーをいずれもKOで下し、
名実ともに王座を盤石のものとしている。
挑戦者マゴメド・アンカラエフの勢い
一方のアンカラエフは、グレコローマンレスリングとサンボをベースに、打撃でも相手を圧倒する万能型ファイターと言える。
戦績は20勝(11KO)1敗1分で、現在11連勝中という絶好調ぶりを見せている。
その強烈なパウンドと持ち前の粘り強さは、
「ペレイラの対抗馬」として、これまでに幾度となく待望されていた。
試合を前に、SNSでは激しい舌戦も展開中。
アンカラエフは「お前は自分の死亡証明書にサインした」と挑発し、
勝利への自信を漲らせる。
一方で、王者ペレイラは無言を貫きながら、
リング上でその実力を証明する決意なようだ。
ヘビー級挑戦の可能性も?
今回の防衛戦で勝利すれば、
ペレイラはライトヘビー級においても「敵なし」の存在となる。
一部では、彼が次にヘビー級へ転向し、
3階級制覇に挑む可能性も取り沙汰されている。
セミファイナル:ライト級の熱戦
また、『UFC 313』のセミファイナルも注目のカード。
元暫定王者でBMF王者のジャスティン・ゲイジー(米国)と、
ニュージーランドのダン・フッカーが
ライト級トップラカー同士のでの対決を実現。
現在ランキング3位のゲイジーは、
UFC 300でマックス・ホロウェイとの激闘を経ての復帰戦。
一方、ランキング6位のフッカーは3連勝中で勢いに乗っており、
次のタイトル挑戦へのステップアップを狙っている。