阿部詩、新たな挑戦へ──復活優勝で示した王者の意地

東京五輪女子52キロ級の金メダリスト・阿部詩（パーク24）が、

新たな一歩を踏み出した。

約7か月ぶりの実戦となった14日のグランドスラム・バクー大会で、

全試合一本勝ちの圧倒的な強さを見せ、見事に復活優勝を果たした。

パリ五輪では2連覇を狙うも、まさかの2回戦敗退。

悔し涙を流す結果となったが、

「世界選手権の切符を取りに行く。また世界一になりたい思いなので、挑戦者として1からスタートさせたい」と、新たな決意を口にしていた。

復帰戦で圧巻の勝利を飾った阿部に対し、

国際柔道連盟の公式X（旧ツイッター）は「おかえりなさい、女王様」と

歓迎のメッセージを投稿。

王者としての誇りを胸に、阿部詩は再び次のオリンピックで世界の頂点を目指す。