大谷翔平が投手として、749日ぶりの白星でドジャース初勝利!! “記念日男”がボブルヘッドデーに再び奇跡を呼ぶ
【©️Los Angeles Dodgers】
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(31)が27日(日本時間28日)、
本拠地ドジャースタジアムで行われたレッズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、
ついに待望の白星を手にした。
移籍後の初勝利はエンゼルス時代の2023年8月以来、実に749日ぶり。
まるで宿命に導かれるかのように、大谷はこの“吉日”に再び球場を熱狂させた。
チームは5―1で快勝し、地区優勝マジックを「26」とした。
▪️最速161キロ、9奪三振の圧巻投球
大谷は今季最長の5回87球を投げ、被安打わずか2、失点1に抑える力投を披露。最速161.4キロの直球を繰り出し、今季最多の9奪三振を記録した。2回には2四球と2暴投で一打逆転のピンチを背負いながらも、最後は2者連続三振で切り抜け、球場を揺らす大歓声を浴びた。
唯一の失点は3回、マルテに浴びたソロ本塁打のみ。ミスを悔やむ間もなく、大谷はバットで自らの失点を取り返してみせた。
▪️自らのバットで逆転劇の口火
0―1で迎えた4回、大谷は先頭打者として打席に立ち、打球速度165.3キロの強烈な右前打を放ってチャンスメーク。続く打者の適時打でホームを踏み、両リーグ断トツの123得点目を刻んだ。この一撃を起点にドジャース打線が爆発し、一挙4得点の逆転劇を演出。投打二刀流としての存在感を改めて証明した。
▪️不思議と勝利を呼ぶ「ボブルヘッドデー」
この日のスタジアムでは、大谷が昨季達成した「50―50」を記念するボブルヘッド人形が配布された。思えば、大谷はこれまでボブルヘッドデーで数々の“ドラマ”を起こしてきた。昨年8月28日にはデコピン始球式で場内を沸かせ先頭打者本塁打。今年4月2日にはサヨナラ弾、5月15日には2打席連続アーチ。そして今回、移籍後初勝利。球団関係者の間ではすでに「ボブルヘッドデーにハズレなし」と囁かれている。
▪️祝祭の日に再び英雄の名を刻む
ファンの視線を一身に浴びた749日ぶりの白星。苦闘の日々を超えて、大谷は再びマウンドで勝者としての姿を見せた。奇しくもそれが「記念日の舞台」だったことは、彼がやはり“物語を背負う男”であることを証明している。
ドジャースは4連勝で首位を快走している。