【CNN Sports】

Basketball card featuring Michael Jordan and Kobe Bryant

NBAの歴史を彩った二人のレジェンドが、再び世界を驚かせた。マイケル・ジョーダンと故コービー・ブライアントの直筆サイン入りカードが競売にかけられ、約19億円という前人未到の額で落札されたのである。

 

落札されたのは、カードコレクターの間で“究極の聖杯”と称される2007─08シーズン「エクスクイジット・コレクション」。

ジョーダンとブライアントの姿に加え、実際に使用されたユニホームのロゴ、さらに二人の直筆サインが刻まれた一枚だ。

競売を行ったヘリテージ・オークションズによると、23日の入札で瞬く間に値は跳ね上がり、最終的に1293万2000ドル（約19億円）に到達した。

落札者は匿名とされている。

 

この金額は、2022年に1260万ドルで落札されたミッキー・マントルのレアカードを超え、スポーツトレーディングカード史上最高額。さらに、スポーツ全体の記念品市場においても、2024年にベーブ・ルースのユニホームが記録した2412万ドルに次ぐ規模となった。

かつて「バスケットボールの神様」と呼ばれたジョーダンと、悲劇的な事故で惜しまれながら去ったブライアント。

二人のサインが並ぶカードは、単なるコレクションアイテムではなく、NBAの栄光と記憶を封じ込めた象徴ともいえる。