カリミアンvsトループ、18年ぶり“伝説のHERO’Sルール”で激突! 橋本雷汰は長野将大とMMA初挑戦
9月7日(日)、東京・代々木第二体育館で開催される「K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦~」にて、追加カードが発表された。
会見は8月20日に都内で行われ、注目を集める特別ルールが明かされた。
▪️伝説の「HERO’Sルール」が復活
今回の目玉は、2000年代を彩った総合格闘技イベント「HERO’S」で採用された特別ルールが18年ぶりに復活する点だ。
リングを使用し、打撃・投げ・寝技を認める一方で、頭部へのヒザやヒジは禁止という独自性を持つ。
オープンフィンガーグローブを装着し、試合は5分3ラウンド制。
かつて山本“KID”徳郁選手や秋山成勲選手、桜庭和志選手らが熱戦を繰り広げた歴史を知るファンには感慨深い復活となる。
K-1宮田充プロデューサーは「今回は実験的な導入。MMAファンには新鮮さと違和感の両方があるかもしれませんが、K-1のステージにふさわしいスタイルだと考えています。まずは反響を見たい」と語り、将来的な展開をにおわせた。
▪️注目の2試合・・・HERO’S
復活ルールで行われるのは以下の2試合。
[HERO’Sルール ヘビー級/5分3R]
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY) vs. ブレイク・トループ(米国/EYR Division Blackhouse MMA)
[HERO’Sルール -60kg契約/5分3R]
橋本雷汰(ALONZA ABLAZE) vs. 長野将大(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
特にカリミアンは強烈な言葉で会場を沸かせた。「誰だこいつ? 試合で叩き潰す。俺はライオンだ、ジャングルに出るだけだ」と豪語し、パネルを真っ二つに折るパフォーマンスまで披露。相手を「映画の中のキャラのようだ」と切り捨てた。
一方、MMA初挑戦となる橋本雷汰と長野将大の一戦は、若手同士の新鮮な顔合わせ。両陣営の代表として登壇した卜部功也、所英男も「次世代の格闘技を見せたい」とそれぞれ意気込みを語った。
▪️9.7代々木で歴史が再び動く
2000年代を知る世代にとっては“懐かしさ”、新世代ファンにとっては“未知のルール”となるHERO’S。今回の2試合が、今後のK-1とMMAの在り方を変える起点になる可能性もある。