苦境に立たされる朝倉海選手、UFCで2連敗!!課題露呈と階級転向論浮上
2025.8.17
【©️UFC】
世界最高峰の総合格闘技団体・UFCの「UFC319」が16日(日本時間17日)、米国シカゴのユナイテッド・センターで行われ、元RIZINバンタム級王者の朝倉海(JAPAN TOP TEAM)がティム・エリオット(米国)と対戦。2回にギロチンチョークで一本負けを喫し、UFCで連続で1本負けのタップアウトで2連敗となった。
昨年12月のUFCデビュー戦から約8か月ぶりの再起戦。立ち上がりの朝倉は中央を制し、持ち前のスピードを生かしてパンチを的確に当てる場面も見せた。しかし1ラウンド終盤、テイクダウンを許すと流れが変化。第2ラウンドでは中盤までは冷静に対応したものの、残り1分余りで再び takedown を奪われ、そこからギロチンチョークを極められタップアウトとなった。
試合後には無念の表情を浮かべたが、打撃の精度や序盤の試合運びには成長も垣間見えた。SNS上では「打撃は通用する」「オクタゴン慣れすればもっとやれる」といった前向きな意見の一方で、「寝技への対応が課題」「フィジカル的にフライ級は厳しいのでは」との声も少なくない。
今回、計量時には水抜きに苦戦し、初めての全裸計量となったことも話題に。そうした背景からファンの間では「バンタム級に戻すべき」「一度階級を上げて試してほしい」といった提案が広がっている。
UFCという最高峰の舞台で、早くも2つの敗北を味わった朝倉海。しかし、打撃力やスピードは健在であり、課題を克服すれば再浮上の可能性は十分だ。今後の選択──階級をどうするか、戦い方をどう修正するか──がキャリアの分岐点となりそうだ。