頸髄完全損傷と闘う“帝王”高山善廣の現在にファン歓喜

「ここまで回復されてたとは」「顔が一気にプロレスラー」

【高山善廣／公式アメブロより】

プロレス界の“帝王”として知られる高山善廣が、

頸髄（けいずい）完全損傷という大けがと闘いながらも、

着実に回復へと向かっている。その近況が明らかになり、

ファンから歓喜の声が上がっている。

 

▪️2017年の試合中での負傷後に壮絶なリハビリ

高山は2017年5月4日の試合中に頭部を強打し、頸髄完全損傷の重傷を負った。

この損傷により、首から下の自由が奪われることとなり、

医師からは厳しい診断が下された。頸髄完全損傷は、

脊髄の神経が完全に損傷することで、

運動機能や感覚が喪失する深刻な状態を指す。

発症直後は自力での体の動きがほぼ不可能で、

車椅子での生活を余儀なくされた。

しかし、高山は心折れることなく、

プレレスラーとしての不屈の精神力で、

絶え間ないリハビリを続け、

徐々に筋力を取り戻していった。

 

▪️復帰への一歩「写真を撮る間は一人で座れるように」

2024年3月、高山は自身のアメーバブログを更新し、ジムに行ったことを報告。投稿には、新作Tシャツを着て鉄の棒をつかみながら一人で座る姿が写されていた。

「写真を撮ってる間くらいは一人で座っていられるようになりました。最初の頃は前後からトレーナーの方に支えてもらわないと座ることもできなかったのです。写真を撮ったあと、しばらくするとだんだん横に傾いてきてしまうのですが、少しずつできることが増えています」と、高山は自身の回復状況を報告。

これは、重度の頸髄損傷患者にとって大きな進歩といえる。座位を維持するためには、体幹の筋肉をコントロールする力が必要となるが、高山はリハビリを重ねることで、その力を徐々に取り戻しているようだ。

 

▪️リング復帰とファンの声援

高山は2023年9月、プロレスイベント「TAKAYAMANIA EMPIRE3」でリングに復帰。

盟友・鈴木みのるとの対峙シーンが話題となった。

完全な競技復帰には至っていないが、プロレスラーとしての存在感を見せつけ、

ファンに感動を与えた。

今回の投稿に対し、ファンからは

「顔が一気にプロレスラー」

「素晴らしい回復」

「こういう姿が見られるのは嬉しい」

「少しずつでも良くなっているのが嬉しい」

「ここまで回復されてたとは」

といった歓喜のコメントが寄せられている。