ナショナルズ小笠原慎之介投手、わずか4球でメジャー初勝利!!甲子園優勝投手としては史上4人目

2025.8.15

【©️Washington Nationals】

ワシントン・ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)が14日(現地時間)、本拠地で行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦にリリーフ登板し、メジャー初勝利を挙げた。

 

小笠原は1-2と1点ビハインドの7回2死一塁から3番手として登板。今季ナ・リーグ2位の42本塁打を放っている強打者カイル・シュワーバー(32)と対峙した。初球のナックルカーブと2球目の外角スライダーで空振りを奪い、あっという間に追い込むと、1ボールを挟んだ4球目、低めへのスライダーで空振り三振に仕留めた。

この1打者のみで降板し、直後の攻撃で8番テナが2点適時打を放ち、チームは逆転に成功。そのままリードを守り切った。

日本人投手としてのメジャー初勝利は、5月3日にドジャースの佐々木朗希が達成して以来で通算48人目。今季の日本人メジャー投手の勝利数はこれで9人目(菅野智之、菊池雄星、千賀滉大、小笠原慎之介、今永昇太、山本由伸、佐々木朗希、ダルビッシュ有、松井裕樹)となり、2009年の最多記録に並んだ。

 また、小笠原は東海大相模高時代の2015年夏に甲子園優勝を経験。甲子園優勝投手がメジャーで勝利を挙げたのは、松坂大輔(横浜=1998年春夏連覇)、田中将大(駒大苫小牧=2005年夏優勝)、藤浪晋太郎(大阪桐蔭=2012年春夏連覇)に続き、史上4人目の快挙となった。