大谷翔平選手の豪快快音、天を突く127m弾! 3年連続40号で球場を揺らす リーグ首位へ“1差”猛追

2025.8.10

【©️Los Angeles Dodgers, 】

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(31)が、またしても球史に刻む一発を放った。日本時間10日、本拠地でのブルージェイズ戦に「1番・DH」で出場。5回、2死無走者の場面で相手エース・バジットの投じたシンカーを完璧に捉えると、打った瞬間にベンチも観客も“確信”した。白球は一直線にバックスクリーンへ――飛距離127.1メートルの豪快弾が、夏空を切り裂いた。

 

これで大谷選手は3年連続の40号到達。

メジャー通算4度目となる節目の一撃で、前日に41号を放っていたリーグ本塁打トップのカイル・シュワーバー(フィリーズ)へ、わずか“1本差”まで肉薄した。

試合前からバットは火を噴く予兆を見せていた。前日は5打数3安打、今季9度目の猛打賞。8月に入ってからは8試合連続安打と打撃の波が最高潮に達している。

この日の相手、バジットとは過去に2度アーチを描いており、迎えた第3打席はカウント3-1。渾身の一振りが、スタジアム全体を歓喜の渦へと巻き込む援護弾となった。左肩痛から復帰2戦目となる新加入のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネルにも、大谷は最高の“後押し”をプレゼントした形だ。

驚異的なのは、そのペース。チーム117試合目での40号到達は、昨年の129試合目を大きく上回るハイテンポ。昨季は8月24日のサヨナラ弾で40号に到達し、史上最速「40-40」を成し遂げたが、今年はその記録すらも塗り替える勢いだ。