【MLB】ドジャース、8年ぶり7連敗 大谷翔平選手の32号“スプラッシュ弾”も勝利呼び込めず

2025.7.12

【©️Los Angeles Dodgers,】

ナ・リーグ西地区の強豪ドジャースが失速している。11日(日本時間12日)に敵地で行われたジャイアンツ戦に7―8で敗れ、2017年9月の11連敗以来となる8年ぶりの7連敗を喫した。

 

この日、ドジャースの大谷翔平投手(31)は「1番・指名打者」で先発出場。

第2打席で一時逆転となる32号2ランを右翼場外に放ち、球場外の海に達する“スプラッシュヒット”を記録。ジャイアンツの本拠地で日本人選手としては初の快挙となったが、チームの連敗脱出にはつながらなかった。

 

3回1死三塁の場面で迎えた第2打席、大谷はジャイアンツ先発ウェブのカットボールを捉え、打球速度約170キロ、角度30度の鋭い弾道で右翼スタンドを越え海へと消えた。

飛距離は410フィート(約125メートル)を計測。球団記録上、スプラッシュヒットとしては認定されないが、歴史的な一打となった。

第3打席でも左中間を深々と破るあたりを見せるなど存在感を示したが、ドジャース打線の反撃はあと一歩及ばず。5回には先発メイが制球を乱し、ジャイアンツに一挙5得点を許すなど流れを手放した。

6回にコンフォートの2ランなどで追い上げ、7回にはスミスの適時打で1点差に迫ったが、8回以降は得点を奪えず。あと1点が遠かった。

ドジャースはこの敗戦で、6月以降の不振に拍車がかかる格好となった。一方、大谷は4打数1安打2打点。7試合ぶりの一発は実らなかったが、明日12日(同13日)の第2戦では、今季5度目の先発登板に臨む。前半戦の最終戦(13日=同14日)には山本由伸(26)の登板も予定されており、連敗脱出へ日米二枚看板に期待がかかる。