山本由伸投手が初のMLBオールスター選出 大谷翔平選手とナ・リーグで共闘へ カーショーは「レガシー枠」、菊池雄星投手も2度目の晴れ舞台
MLB機構は6日(同7日)、15日(同16日)にアトランタのトゥルイスト・パークで開催される「オールスターゲーム2025」の出場選手を発表した。日本勢からはロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)が初選出されたほか、同僚の大谷翔平投手(31)は指名打者(DH)部門でファン投票1位となり、ナ・リーグの先発DHとして出場が決定。さらに、ア・リーグからはロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手(34)が選出され、2度目のオールスター出場となった。
日本人選手3人が同時に球宴に名を連ねるのは、過去最多タイの5度目となる。大谷は選手間投票でも564票を獲得し、2位のカイル・シュワーバー(フィリーズ/260票)を大きく引き離した。
山本は今季メジャー2年目。ここまで17試合に先発し、8勝6敗、防御率2.51と安定した投球を披露。防御率はナ・リーグ3位、勝利数も5位タイにつけており、MLB機構推薦による初選出となった。
菊池もまた、今季ここまで好調を維持。エンゼルスでは先発ローテーションの一角を担い、リーグ平均を上回る内容でチームを支えている。2019年以来6年ぶり2度目の球宴出場となり、34歳での返り咲きは、日本人左腕としても異例の快挙となった。
また、ドジャースの大黒柱であるクレイトン・カーショー投手(36)は、MLBコミッショナー・ロブ・マンフレッド氏の特別推薦枠「レガシー枠」でサプライズ選出され、通算11度目のオールスター出場を果たすことが決まった。
この日のアストロズ戦を前に、ドジャースタジアムの大型ビジョンで山本とカーショーの選出が告知されると、スタンドは大きな歓声に包まれ、祝福ムードに包まれた。
一方、ナ・リーグで好成績を残すシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手(30)は、選考から漏れた。
今季ここまで85試合で打率.261、自己最多の24本塁打、そしてリーグトップの75打点を記録しており、実績からは十分にオールスター級といえる成績だったが、まさかの落選。ファンや関係者の間では惜しむ声も上がっている。