男子バスケ日本代表、オランダに雪辱の快勝 中村太地選手が代表デビュー戦で16得点の鮮烈アピール
2025.7.6
【©️JBA】
男子バスケットボール日本代表(FIBAランキング21位)が6日、国際強化試合でオランダ(同54位)と対戦し、74―53で快勝を収めた。
前日の試合で終盤に逆転を許して敗れた雪辱を果たす形となった。
この日の日本代表は、平均年齢23.8歳と若手主体の編成で挑み、前半から激しいディフェンスと高精度のアウトサイドシュートで主導権を掌握。
第2クォーターまでに43―23と大量リードを築き、試合の流れを渡さなかった。
注目を集めたのは、A代表初出場となった28歳の中村太地(島根スサノオマジック)。
途中出場ながら4本の3ポイントシュートを含む16得点を挙げ、攻守にわたる積極的なプレーで存在感を示した。
ホーバス監督も「まだ我々のスタイルに慣れていない中で、今日は役割を理解して勝負してくれた」と称賛した。
試合後、ホーバス監督は「今日のチームはエネルギーが素晴らしかった」と総括。「ディフェンスの圧力で相手に疲れを与えられた」と守備面での手応えを語った。一方で、第3クォーター序盤にはミスが続いたことを受けて「積極性を失わないように」とタイムアウトで選手たちに再度意識付けを図る場面もあった。
チームは8月に控えるアジアカップに向けて準備を進めており、指揮官は「今日のようなバスケットを続けたい。もっと良くなる」と今後の成長にも意欲を示した。
前日の敗戦を糧に、短期間で修正を施して快勝につなげた日本代表。若手の台頭とともに、アジアの頂点を目指す戦いが本格化している。