永野芽郁さん主演映画『かくかくしかじか』、2週目で興収4億円突破の快進撃!
涙の熱演が観客の心を打つ——
©東村アキコ/集英社
©︎2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会
女優・永野芽郁さんが主演を務めた
映画『かくかくしかじか』(関和亮監督)が、
公開から2週目にして早くも興行収入4億円を突破。
ワーナー・ブラザース映画の発表によれば、
観客動員はすでに30万人を超え、
作品がもつ“静かな熱”が全国に波紋のように広がっている。
本作は、人気漫画家・東村アキコ氏による同名の自伝的コミックを原作とした、魂を揺さぶる青春の記録。ぐうたらな女子高生・林明子(永野芽郁)が、スパルタ絵画教師・日高健三(大泉洋)との厳しくも深い師弟関係を通して夢と向き合い、葛藤しながら成長していく9年間を、心に染み入るリアリズムとともに描いている。
▪️騒動があっても、作品のクオリティーの高さ“本気”の芝居
公開初日、東京・丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶では、
永野さんが涙ながらに謝罪の言葉を口にする場面も。
客席からは「頑張って、芽郁ちゃん!」という温かな声援が飛び、
共演者である大泉洋さんがそっとハンカチを差し出す——
そんな人間味あふれるやり取りは、
スクリーンの外でも“絆”が生まれていることを感じさせた。
一部報道では永野さんのプライベートに関する憶測も飛び交う中、それでも作品は静かに、確実に観客の心を掴んで離さない。
これは、永野さんの誠実な演技と、
彼女自身がこの作品に懸けた覚悟が、多くの人々に伝わっている証だ。
▪️宮崎県ではトム・クルーズ超えの快挙! 舞台となった地元が熱狂
原作の舞台でもある宮崎県では、主要4館すべての劇場で、
トム・クルーズ主演の超大作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を抑え、週末動員ランキング1位を獲得。
地元に根ざした作品の持つ“共鳴力”が、
ここにきて劇場を熱狂の渦に巻き込んでいる。
感動の声も次々とSNSに寄せられている。
「日高先生の存在感が強烈で涙が止まらなかった」「自分の人生と重ねて観てしまった」「創作に関わるすべての人に刺さる作品」といった反応からは、単なるヒューマンドラマに留まらず、
人生を見つめ直す“鏡”としての力を感じさせる。
▪️「描け!」という一言の重み——すべての表現者に捧ぐ、魂の映画
日高先生の口癖だった「描け!」という言葉は、時に明子を追い詰め、時に救いでもあった。厳しさの中に込められた愛と信念は、いまを生きるすべての若者、表現者、夢を諦めかけた人々へのエールでもある。
「親孝行したい時には親はなし」という古い言葉のように、「ありがとう」と伝えるタイミングは、今この瞬間しかないかもしれない——そう気づかせてくれる作品でもある。
▪️芸術と人間の原点を見つめ直す、現代にこそ響く珠玉の一作
『かくかくしかじか』は、ただの感動作ではない。これは、夢、後悔、感謝、そして“描く”という行為の尊さを、観る者それぞれの人生に刻むように問いかけてくる、
現代における“魂の教科書”とも呼ぶべき作品。
日本映画界に新たな記録を刻む可能性を秘めている。