NBAプレーオフ・ペイサーズがニックスを2連勝で圧倒 後半の攻撃切り替えが決め手に

2025.5.24

【©️Indiana Pacers】

 

5月24日 — 東カンファレンスファイナル第2戦で、インディアナ・ペイサーズがニューヨーク・ニックスに連勝を飾った。第4クォーターの勝負強さが際立ったペイサーズは、序盤のパスカル・シアカムから後半のタイリース・ハリバートンへと攻撃の軸をシフトし、ニックスの守備の隙を的確に突いた。

ゲーム1ではシアカムの個人技がやや封じられたものの、第2戦では開幕早々から調子を取り戻し、前半だけで39得点中23得点を挙げる大活躍。ポストアップから繰り出すフェイダウェイシュートが次々に決まり、ペイサーズの攻撃の牽引役となった。

一方のニックスは、ハリバートンのツーメンゲームを警戒し、アーロン・ネスミスの3ポイントシュートを徹底的に封じる戦略を立てたものの、予想外のシアカムのポストプレーに対応が追いつかず苦戦を強いられた。

後半になると、ニックスのシアカム対応が厳しくなり、ハリバートンの動きが活発化。12得点6アシストの好パフォーマンスで攻撃のリズムを生み出し、チームは65得点を奪う猛攻を展開した。特に終盤にはハリバートンからの速攻が決まり、勝負どころでの10点差リードを作り出した。

総じて、ペイサーズは前半のシアカム、後半のハリバートンと二段構えの攻撃でニックスのディフェンスを翻弄。スタミナと多彩な攻め手で終盤の勝負を制した。ニックスはジェイレン・ブランソンが36得点11アシストと奮闘したものの、個人頼みの攻撃が目立ち、チーム全体のバランスではペイサーズに及ばなかった。

連戦の激しい攻防を制したペイサーズは、このまま東の頂点を目指し一歩リードを広げた。