【海外サッカー】三笘薫選手、プレミアリーグで日本人初の快挙
強豪リバプールを相手に逆転勝利の立役者に
【©️Brighton】
イングランドのサッカーリーグ「プレミアリーグ」で、
またひとつ日本人選手が歴史を刻んだ。
現地時間5月19日、ブライトンに所属する三笘薫(みとま・かおる)選手が、強豪リバプールを相手に今シーズン10点目となるゴールを決め、日本人選手として初めてプレミアリーグで「シーズン二桁得点」を達成。
この日の試合は、ブライトンのホームで行われ、すでに優勝を決めていたリバプールとの対戦。三笘選手はベンチからのスタートでしたが、後半20分(65分)に途中出場。
直後の後半24分(69分)に同点ゴールを決める活躍を見せた。
▪️劇的な試合の流れ
前半9分、リバプールが先制。さらに前半終了間際にも追加点を挙げ、試合を優位に進める。しかしブライトンも若手選手の活躍で1点を返し、前半は1対2で終了。
そして後半、試合が大きく動く。
ベテランのウェルベック選手が何度もゴールを狙う中、途中から入った三笘選手がこぼれ球に素早く反応。左足で冷静にゴールを決め、2対2の同点に持ち込む。
その後も攻撃の勢いを止めないブライトンは、後半40分(85分)に逆転ゴール。
最終的に3対2で、優勝チーム・リバプールに劇的な勝利を収めた。
▪️日本人対決も実現
この試合では、リバプールの遠藤航(えんどう・わたる)選手も後半32分(77分)に出場。ポジションの関係で、三笘選手と直接対決する場面も見られた。
一瞬のスピードやボールさばきが持ち味の三笘選手が、遠藤選手をかわしてチャンスを作る場面もあり、日本人ファンにとっては見逃せない一戦だった。
▪️三笘選手、記録づくめのゴール
この日の得点で、三笘選手は今シーズンのリーグ戦で10ゴール目。
これにより、日本人選手としては今季、
フランスの中村敬斗選手、
ドイツの町野修斗選手、
同じくドイツの堂安律選手に続く
「欧州主要リーグでの二桁得点達成者」となる。
しかし、世界でも特に競争が激しいとされる
イングランドのプレミアリーグで10点以上を決めたのは、
三笘選手が日本人として初。
次節、ブライトンはトッテナムと、リバプールはクリスタル・パレスと対戦予定。