▪️アメリカで2戦連続勝利「もっと世界に羽ばたけるように」

WBO女子世界スーパーフライ級チャンピオンの昼田瑞希選手（29）が、アメリカ・カリフォルニア州で4度目のタイトル防衛に成功しました。試合は現地時間の5月17日（日本時間18日）に、ロサンゼルス近郊にある「コマースカジノ・イベントセンター」で行れた。

 

この日、挑戦者としてリングに立ったのは、アルゼンチンのカーラ・アイレン・メリノ選手（25）。メリノ選手は同級ランキング1位という強敵だが、昼田選手は終始リードを保ち、3人の審判すべてが昼田選手を支持する判定勝ち（98－92、99－91、98－92）を収めた。

試合前の入場では、背中に翼、胸には大きなハートが描かれたカラフルなガウン姿で登場し、観客の注目を集めた昼田選手。試合では、サウスポー（左構え）のスタイルから繰り出す鋭い左ストレートと、冷静なジャブ（突き）で相手を圧倒。最初のラウンドから主導権を握り続け、危なげない勝利だった。

昼田選手にとっては、今年1月に行われたアメリカでの試合以来、約4か月ぶりのリング。前回はメキシコのマリベル・ラミレス選手を相手に、8回の負傷判定勝ちを収めていました。今回でアメリカ2戦目となる試合も、見事に白星で飾った。

試合後、昼田選手は所属する三迫ジムを通じて次のようにコメントを発表。

「無事、勝つことができて安心しました。もっと世界に羽ばたけるように練習を頑張ります！応援ありがとうございました！No pasa nada！（スペイン語で“なんてことはない”という意）」

昼田選手は現在、プロ通算8戦8勝（2KO）と無敗をキープ。