『ガンダムSEED』新作映画 2027年1月公開へ 故・両澤千晶さんが遺した脚本を映像化 福田己津央監督「最後に脱稿した作品」

2026.10.9

【©️サンライズ】

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの新作映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』が、2027年1月15日に公開される。脚本を手掛けたのは、2016年に亡くなったシリーズ構成の両澤千晶さん。夫であり、本作の監督を務める福田己津央氏は、両澤さんが最後に脱稿した作品であることを明かし、ファンの後押しによって映像化が実現した経緯を語った。


 

▪️「DESTINY」と「FREEDOM」をつなぐ物語 主人公はシン・アスカ

本作は、2024年1月に公開され、興行収入50億円を突破した『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の前日譚にあたる作品だ。

『SEED FREEDOM』の企画段階で、両澤さん、森田繁氏、福田監督らによって構想されたシナリオを映像化。主人公にはシン・アスカが据えられ、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』から『FREEDOM』へと至る空白の時間が描かれる。

大きな戦いを終えた世界で、自分が進むべき道を見いだせずにいたシン。そんななか、ザフトからオーブのコンパス暫定基地へ移送されたモビルスーツが、ある夜、何者かによって強奪される。

奪われた機体を取り戻し、事件の拡大を防ぐため、シンたちは再び戦いへと身を投じていく。戦いのなかでシンが何を思い、何を守ろうとするのか。これまで描かれてきた人物像を掘り下げながら、シリーズをつなぐ新たな物語が展開される。

 

▪️福田監督が明かした映像化への思い

福田監督は、本作について「20年の想いを込めて」と前置きし、妻である両澤さんが最後に脱稿した作品だと説明した。

一時は、作品が日の目を見ることなくお蔵入りする可能性も考えていたという。それでも、ファンからの後押しを受け、今回の映画化が実現した。

両澤さんが描きたかったキャラクターの思いや、『DESTINY』と『FREEDOM』を結びつける物語を、多くのファンに楽しんでもらいたいというのが福田監督の願いだ。

長年にわたりシリーズを支えてきた脚本家が残した物語が、時を経てスクリーンに登場する。作品そのものへの期待に加え、シリーズの歴史を知るファンにとっても、特別な意味を持つ公開となりそうだ。

 

▪️『ガンダムSEED』が築いた人気と劇場版の実績

『機動戦士ガンダムSEED』は2002年10月に放送を開始。遺伝子調整を受けた人類「コーディネイター」と、従来の人類「ナチュラル」の対立を軸に、主人公キラ・ヤマトの苦悩と成長を描いた。

従来のファンに加えて女性層からも支持を集め、続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も高い人気を獲得。音楽や関連商品、イベントなど、テレビアニメの枠を超えた展開によって、シリーズの存在感を確立した。

その人気を改めて示したのが、2024年公開の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』だ。興行収入50億円、観客動員数300万人を突破し、映画『ガンダム』シリーズの興行収入記録を更新した。

こうした実績を背景に、次なる劇場作品として登場する『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』。新たな戦いの行方はもちろん、両澤さんが遺した脚本がどのような映像作品として結実するか。

 


【主なキャスト・スタッフ】

キャスト

  シン・アスカ:鈴村健一

  ルナマリア・ホーク:坂本真綾

  アグネス・ギーベンラート:桑島法子

  レオナード・バルウェイ:小野大輔

  キラ・ヤマト:保志総一朗

  ラクス・クライン:田中理恵

  アスラン・ザラ:石田彰

  カガリ・ユラ・アスハ:森なな子

  イザーク・ジュール:関智一

  ディアッカ・エルスマン:笹沼晃

  マリュー・ラミアス:三石琴乃

  ムウ・ラ・フラガ:子安武人


  原作:矢立肇、富野由悠季

  監督:福田己津央

  脚本:森田繁、両澤千晶、福田己津央

  キャラクターデザイン・総作画監督:平井久司

  音楽:佐橋俊彦