【プレミアリーグ】ハーランドがシティとサポーターに団結を呼びかける 逆風の中でも貫くストライカーの矜持「常に笑顔を絶やしてはならない」

2026.10.9

【©️Manchester City】

マンチェスター・シティを取り巻く財務規定違反の問題が新たな局面を迎えるなか、エースのアーリング・ハーランド選手が、クラブとサポーターに向けてメッセージを発信した。ピッチ外で大きな注目が集まる状況でも、チームが進むべき道は変わらない。互いを信じ、支え合いながら、目の前の試合に全力を注ぐ。その言葉には、勝利を追い求めるストライカーとしての信念がにじんでいる。


 

▪️ハーランドが示したエースの責任「われわれは団結しなければならない」

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWハーランド選手が、クラブの財務規定違反が認定されて以降、初めて公の場でコメントした。

英スカイスポーツの取材に応じたハーランド選手は、クラブを取り巻く状況を踏まえ、サポーターに団結を呼びかけた。

「われわれは団結しなければならない。互いに支え合い、前向きでいるべきだ。人生は何が起きようとも、常に笑顔を絶やしてはならない。団結し、この道のりを楽しみ、笑顔でいよう」

その言葉から伝わってくるのは、周囲の騒動に振り回されるのではなく、チームとして前を向こうとする姿勢だ。

サッカーは選手だけで成立するものではない。クラブを支えるスタッフ、スタンドから声援を送るサポーター、そして日々チームのために戦う選手たち。それぞれが異なる立場でクラブに関わっている。ピッチ外の問題に注目が集まるときこそ、試合に臨む選手と応援するファンが、サッカーそのものに向き合うことの意味は大きくなる。

ハーランド選手の呼びかけは、そうした人々の気持ちを一つにしようとするものでもある。

 

▪️財務規定を巡る問題 クラブは不服申し立て

プレミアリーグは9月29日、マンチェスター・シティが2009年から2018年までの9シーズンにわたり、商業パートナーとの契約を巡って収益を水増しし、コストを過少計上していたと独立委員会が認定したことを発表した。

報道によると、同委員会は9億ポンド(約1881億円)以上の操作が行われ、財務規定を順守しているように装っていたと指摘している。これに対し、マンチェスター・シティは10月1日に不服申し立てを行った。

クラブを巡る問題は、今後の動向も含めて引き続き注目される。ただし、こうした組織上の問題と、ピッチで勝利を目指す選手たち、そして純粋にチームを応援するサポーターの思いは、分けて考える必要がある。

選手たちは日々のトレーニングを重ね、試合では一瞬の判断に勝負を懸ける。サポーターもまた、クラブが積み重ねてきた時間や、選手たちが見せるプレーに魅力を感じてスタジアムへ足を運ぶ。クラブを取り巻くニュースがどれほど大きくなっても、サッカーに全力で向き合う人々の情熱まで否定されるものではない。

 

▪️リバプール戦は「常に特別な一戦」結果で応えたいエース

マンチェスター・シティは11日、敵地でリバプールと対戦する。財務規定違反の認定後、クラブにとって最初の公式戦となる一戦だ。

この試合について、ハーランド選手は「プレミアリーグの試合はどれも違うが、リバプール戦は常に特別な一戦だ」と語った。

リバプールとの対戦は、シティにとって勝ち点を争う重要なゲームであると同時に、選手の力とチームの完成度が問われる舞台でもある。そこでゴールを奪い、勝利に貢献することこそ、ストライカーに求められる最大の仕事だ。

ゴール前で決定的な仕事を果たすためには、相手守備陣との駆け引き、味方との連係、そして一瞬のチャンスを逃さない集中力が欠かせない。ハーランド選手は、そうしたプレーでチームをけん引してきた存在である。

ピッチ外の状況に対してさまざまな見方があるなかでも、試合が始まれば選手たちは目の前の勝負に集中する。エースが仲間やサポーターに前向きな姿勢を求めるのは、チームが本来の力を発揮するためにも自然なことだろう。

マンチェスター・シティは今回のアウェー戦に勝利すれば、

開幕6連勝を達成し、首位を維持することになる。


【テキスト 瞬刊モッツ編集部】