森保ジャパンの攻撃力にNZ脱帽 1-2敗戦もNZのサッカーメディアが高評価

2026.10.6

【©️JFA】

日本代表がニュージーランド代表を2-1で下し、

キリンカップ優勝を決めた一戦。

ニュージーランドメディアも日本代表チームを礼賛し詳しく報じた。

スコアだけを見れば1点差の接戦。しかし、試合を通じて日本に押し込まれる時間が長かったニュージーランド側からは、日本との攻撃力や個の能力の差を指摘する声が上がっている。


 

▪️上田の先制後、NZがすぐに追いつく

10月5日に国立競技場で行われたキリンカップ決勝。

森保一監督率いる日本は、立ち上がりからボールを動かしながらニュージーランドゴールへ迫った。

先制点が生まれたのは28分。

日本のエースFW上田綺世選手がゴールを決め、

優位に試合を進めた。

ところが、日本のリードは長く続かなかった。

4分後、ニュージーランドがカウンターから反撃。ベン・オールドがゴールを奪い、試合は1-1の振り出しに戻った。

前半終了時点では互角のスコアとなり、ニュージーランドにとっては日本の攻撃を耐えながら、少ないチャンスを得点につなげた格好となった。

 

▪️後半に日本の選手層が違いを生む

試合の流れを変えたのは後半だった。

日本は途中出場の中村敬斗が左サイドから積極的に仕掛け、

ニュージーランド守備陣を押し下げる。

そして71分、中村選手がペナルティエリア内まで持ち込んで鋭いボールを供給。ファーサイドに走り込んだ堂安律選手がこれを押し込み、日本が再びリードを奪った。

このゴールが決勝点となり、日本は2-1で勝利。

キリンカップのタイトルを手にした。

ニュージーランドにとっては、後半に日本の攻撃がさらに活性化したことが誤算だった。

 

▪️NZメディア「日本はあまりにも強かった」

ニュージーランドの『1News』やサッカー専門メディアは、この試合を「日本がオールホワイツに2-1で勝利し、キリンカップ優勝」と報道。

同国代表が粘り強く守った点を評価する一方、日本の攻撃陣が持つ脅威についても取り上げた。

記事では、ニュージーランドが日本のクロスに対して長時間うまく対応していたと分析。その一方、試合が動き始めるにつれて日本の選手たちがペナルティエリア内で存在感を増したと指摘している。

特に決勝点につながった中村の左サイドからの突破を高く評価。日本が守備ブロックを崩すだけの個人能力を持っていたことを認めた。

ニュージーランド側からすれば、最後まで守備で粘りながらも、日本の攻撃を完全には封じ切れなかった形だ。

 

▪️「善戦」と「力の差」が交錯する1-2

興味深いのは、ニュージーランドが1点差まで日本を追い詰めながら、母国メディアが単純な「惜敗」とは捉えていない点だ。

日本がボールを保持して攻め込む時間が続く中、ニュージーランドは守備で耐え、同点に追いつく場面も作った。

それでも、日本には途中出場の中村選手を含め、

試合終盤でも攻撃のギアを上げられる選手がいる。

最終スコアは2-1。

しかし、ニュージーランドメディアの報道からは、数字以上に日本の攻撃力と選手層を評価していることが窺い知れる。

W杯を見据えて強化を続ける森保ジャパンにとっても、異なるスタイルの相手から勝利をもぎ取ったことは収穫の一つ。ニュージーランドとの接戦は、日本の現在の実力を海外からどう評価されているのかを示す一戦にもなった。

 



【瞬刊モッツのむすび】

1点差の勝利だったからこそ、試合内容には両国の現在地が表れた。

ニュージーランドは粘り強い守備で日本を苦しめ、同点に追いつくところまで持ち込んだ。一方、日本は後半に攻撃の質を引き上げ、最後は中村と堂安の連係から勝負を決めた。

スコア以上に印象的だったのは、ニュージーランド側が日本の攻撃力を率直に評価したこと。強豪国との対戦を重ねる森保ジャパンにとって、こうした海外からの評価も今後のW杯を占う一つの材料になりそうだ。