村上宗隆選手が160キロ撃ち ホワイトソックス PS4連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手 敵地で鮮やか逆転
米大リーグのポストシーズンで、ホワイトソックスの勢いが止まらない。
5日(日本時間6日)、地区シリーズ第2戦でクリーブランド・ガーディアンズを4―3で破り、シリーズ2連勝。ワイルドカードシリーズから数えるとポストシーズン4連勝となり、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。
その逆転劇で存在感を放ったのが、4番・一塁で先発した村上宗隆選手だ。
▪️99.5マイルの直球を一閃 村上が反撃の適時打
ホワイトソックスは初回、先発のケイ投手が1死満塁のピンチを招いて17球で降板。2番手ニューカム投手も一塁への送球ミスから2点を失い、今ポストシーズンで初めて追う展開となった。
反撃のきっかけを作ったのは村上選手だった。
2点を追う4回、無死一、二塁で打席へ。フルカウントから相手先発G・ウィリアムズ投手が投じた内角99.5マイル(約160.1キロ)の速球を捉えた。
打球速度は106.4マイル(約171.2キロ)。
鋭い打球で二塁走者を生還させ、1点を返した。
村上選手はこの一打で今ポストシーズン4試合連続打点。大舞台で勝負強さを発揮し、チームの反撃を後押しした。
1―2で迎えた6回、ホワイトソックスが試合を動かした。
先頭のバルガス選手が左前打を放つと、ここでウィリアムズ投手が降板。村上選手は2番手のサブロウスキ投手と対戦して二ゴロに倒れたものの、打線の勢いは途切れなかった。
2死二、三塁からモンゴメリー選手が右翼線へ逆転の2点二塁打。
さらにマイドロス選手にも適時打が生まれ、この回一挙3得点。4―2と試合を逆転した。
その後、ガーディアンズに1点を返されたものの、
ホワイトソックスはリードを守り切った。
▪️13者連続アウトの好救援 投手陣も逆転勝利を支える
打線だけでなく、投手陣の踏ん張りも大きかった。
3回途中から登板したバーク投手が圧巻の投球を披露。5回1/3を投げて1安打1失点に抑え、途中では13者連続アウトを記録した。
今季チーム最多の11勝を挙げた右腕が大舞台でも好投。序盤の苦しい展開から流れを引き戻し、チームの逆転勝利につなげた。
▪️3年連続100敗超から一転 村上選手が加わったチームが快進撃
ホワイトソックスは昨季まで3年連続で100敗以上を喫していた。
それだけに、今季の快進撃は大きな変化だ。
地区優勝こそガーディアンズに1ゲーム差で譲ったものの、ポストシーズンではワイルドカードシリーズから負けなし。アストロズを相手に2連勝すると、地区シリーズでも2連勝を飾り、ついにリーグ優勝決定シリーズまであと1勝に迫った。
その躍進を支える存在の一人が村上選手だ。
地区シリーズ第1戦では、日本人ルーキーとして史上3人目となるポストシーズン本塁打を放ち、第2戦では160キロ超の速球を捉えて適時打。4試合連続打点という結果も残している。
日本球界から海を渡った大砲が、メジャー初年度からポストシーズンの舞台で存在感を高めている。
試合後、村上選手は4回の適時打について
「最低でも走者を進めたかったので、最高の結果になってよかった。粘り強く戦うだけ。簡単な試合はない。チーム一丸となって戦えたと思います」とコメント。
リーグ優勝決定シリーズ進出を懸けた次戦については「楽しむだけです」と前を向いた。
ホワイトソックスは本拠地へ戻り、シリーズ突破を決める一戦に臨む。
3年連続100敗超という過去から大きく姿を変えたチームが、
ポストシーズン無傷の4連勝をどこまで伸ばすか。


