佐々木朗希投手 161キロで復帰登板 1回2奪三振無失点 走者を背負っても動じない投球
右手中指のマメによる負傷者リスト(IL)入りから、
佐々木朗希選手がマウンドへ戻ってきた。
日本時間9月23日、ドジャースタジアムで行われたパドレス戦。
ドジャースが4―0とリードした4回から登板し、1イニングを20球。
被安打2を許したものの、四死球はなく、2奪三振、無失点に抑えた。
復帰戦で記録した最速は100マイル(約161キロ)。
先発ではなく、今季初めての中継ぎという新たな形での登板となったが、球速だけではなく、走者を背負った場面での対応も目を引いた。
▪️いきなり161キロ 復帰のマウンドで球威を披露
佐々木選手は8月27日のブレーブス戦で右手中指のマメが破れ、翌28日にIL入り。
そこからリハビリを進め、今回が実戦復帰のマウンドとなった。
最初に対したのは、パドレスの5番J・メリル選手。
初球から100マイル(約161キロ)のストレートを投じて空振りを奪うと、カウント2-2から再び100マイルのストレート。メリル選手をセンターフライに打ち取った。
復帰直後から160キロを超える球速を記録したことは、右手の状態を確認するうえでも注目される内容となった。
▪️スプリットで最初の三振 打者を追い込む投球
続く6番A・ヘイズ選手には、カウント0-2からスプリット。
低く落ちるボールで空振り三振を奪い、復帰後初の奪三振を記録した。
ただ、ここで投球が終わるわけではなかった。
2死走者なしからストレートを狙われ、連打を浴びて一、二塁。復帰登板で初めて得点圏に走者を置く場面を迎えた。
▪️ピンチでも崩れず 最後はスプリットで見逃し三振
ここで対戦したのが9番J・クロネンワース選手。
カウント1-2まで追い込むと、最後はスプリット。
クロネンワース選手のバットを止め、見逃し三振に仕留めた。
結果的に、この回は2本のヒットを許しながらも、四死球はゼロ。走者を一、二塁に置いた場面でも失点を許さず、1回を無失点で終えた。
▪️「復帰」の次に見えた160キロ台
今回の登板で大きかったのは、単純にマウンドへ戻ったことだけではない。
右手中指のマメによる離脱を経て、復帰戦で最速161キロを記録。さらに、ストレートで押す場面とスプリットで空振りを誘う場面を組み合わせ、最後は走者を背負った状況から三振でイニングを締めた。
20球という球数も含め、今回はまず実戦での感覚を取り戻す意味合いが強い登板とみられる。
一方で、今季初の中継ぎ登板という点も興味深い。
先発とは異なり、ブルペンから短時間で準備してマウンドへ向かうリリーフ。4回という早いイニングからの登板だったこともあり、今後の起用法を考えるうえでも今回の経験は一つの材料になりそうだ。
ドジャースはシーズン終盤を迎え、ポストシーズンを見据えた戦いが続いている。
その中で佐々木選手がどのような役割を担うのかは、チームにとっても注目されるポイントだ。
今回の復帰登板は1イニングのみだったが、161キロを計測し、2奪三振、無失点。
まずは実戦のマウンドに戻った。
ここから登板間隔や球数、投球内容を積み重ねながら、どこまで状態を引き上げていくのか。
日本を代表する右腕のシーズン終盤の動向に期待だ。

