NBAプレーオフ初戦でウォリアーズがロケッツに圧勝
カリー&バトラーが躍動し「力には力で対抗した」
【©︎Golden Stte Warriors, 】
NBAプレーオフのファーストラウンド初戦で、ゴールデンステート・ウォリアーズがヒューストン・ロケッツに完勝。ステフィン・カリーとジミー・バトラーによるベテランコンビが、若手主体のロケッツとの差を見せつけた。
▪️実績の差が勝敗を決定づけた初戦
ウォリアーズのステフィン・カリーとジミー・バトラーは、プレーオフという大舞台で改めてその存在感を発揮。これまで幾多の修羅場をくぐり抜けてきた両者の“実績”が、若さと勢いで勝負するロケッツとの差となった。
立ち上がりはロケッツがエナジーで上回ったものの、第2クォーターにわずか13得点に抑えられたことで形勢逆転。試合の流れは完全にウォリアーズに傾き、その後は終始リードを保った。
最大23点差をつけられながらも、一時は1ポゼッション差まで追い上げたロケッツ。しかし、その希望を打ち砕いたのが、カリーとバトラーのクラッチ力だった。
42分間の出場で25得点、7リバウンド、6アシスト、5スティールというオールラウンドな活躍を見せたジミー・バトラーは、試合後のインタビューで次のように語った。
「ロケッツはフィジカルに戦う素晴らしいチームだ。でも僕たちはどんな挑戦からも逃げず、力には力で対抗した。まあ、少しは技術も加えた感じかな」と冗談交じりに笑った。
さらに、プレーオフ独特の肉弾戦についても言及する。
「この試合がフィジカルな勝負になるのは分かっていたから、強烈なプレッシャーにも上手く対処できた。ロケッツがフィジカルに強いと言われるけど、僕らには闘志がある。今日見た通り、下手にテクニックに頼るんじゃなく、身体全部を使ってボールをもぎ取るんだ」
▪️天才シューターに死角なし!カリーの的確な判断でロケッツを翻弄
一方、ステフィン・カリーも得意の3ポイントシュートのみならず、ドライブやオフボールムーブを駆使して多彩な得点パターンを披露。ロケッツが反撃ムードを高めようとするたびに決定的なシュートを沈め、相手の勢いを寸断した。
▪️ロケッツの課題画浮き彫りに・・・“対応力”
ロケッツはフィジカル面での強さを誇り、特にスティーブン・アダムスやアルペラン・シェングンといった高さのある選手たちはオフェンスリバウンドでも見せ場を作った。しかし、ウォリアーズの執拗なディフェンスに苦しみ、せっかくのセカンドチャンスをものにできない場面も目立った。
プレーオフならではの圧力と守備の厳しさにより、ミスが重なったロケッツ。試合を通じてわずか85得点に抑えられた数字が物語っている。
ウォリアーズは、経験と勝負強さでプレイオフ初戦を制した。