韓国人気歌手のBoAが酩酊状態でのライブ配信について後日、謝罪
©︎Wayback Machine
▪️韓国で増加する「酒配信」カルチャーに波紋
韓国のトップ歌手BoA(ボア)が、フリーアナウンサーのチョン・ヒョンムとともに酒に酔った状態でSNSライブ配信を行い、
視聴者からの痛烈な批判を受けて謝罪をした。
韓国では近年、芸能人やインフルエンサーが酒を飲みながら
本音を語る「酒配信(술방)」が人気を集めている中、
改めてそのあり方が問われている。
BoAは、HYBE傘下のファンコミュニティープラットフォーム
「Weverse(ウィバース)」を通じて、
「5日のライブ配信における私の軽率な言動や未熟な姿で不快な思いをされたすべての方に心からおわび申し上げます」と謝罪のコメントを投稿。
配信中、BoAはチョン・ヒョンムの肩にもたれかかるなど、
やや奔放な振る舞いを見せたほか、
彼とコメディアンのパク・ナレの交際説に言及。
「付き合ってはいないようだ。お兄さん(チョン・ヒョンム)には釣り合わない」などと
発言し、視聴者の間で物議を醸した。
これを受けてBoAは、
当事者のパク・ナレにも直接謝罪したと明かし、
「今回の件を通じて自身を省み、今後は言葉や行動の重みを忘れず、
より成熟した姿をお見せできるよう努力します」と強調した。
韓国では、YouTube LiveやTikTok Liveのほか、
個人配信プラットフォームとして根強い人気を誇る
「AfreecaTV(アフリカTV)」や、
芸能事務所と連携する形で活用される「Weverse」に「Bubble(バブル)」といった
ファン向けSNSでのライブ配信が一般化。
中でも、酒を飲みながら自然体で語る「酒配信」は、
ファンとの距離を縮める一方で、
トラブルの温床となるケースも増えている。
専門家は、「芸能人の発言や態度が拡散されるスピードが速い今、
酒に酔った状態でのライブ配信は誤解や批判を招きやすい」と指摘。
ライブ配信が芸能人にとってファンとの重要な接点であると同時に、
慎重な対応が求められるコンテンツであることを
頭の片隅に置いておかないと
事態がこうしたよからぬ方向へ進むこともある。