中国発キックボクシング大会「SPACE ONE」が5月11日に日本初上陸!
▪️城戸康裕選手が因縁の相手と防衛戦へ―日中エリートファイターが激突
中国の人気プロキックボクシング大会『SPACE ONE 宇宙榮耀』が、
2025年5月11日(日)、ついに日本初上陸を果たす。
会場は東京・アリーナ立川立飛。
中国の格闘技文化が日本国内で
本格的に紹介される注目のイベントとなる。
アリーナ立川立飛は、Bリーグの試合などスポーツイベントで知られる会場だが、
格闘技大会が開催されるのは異例のこと。
近年、3人制バスケットボールを通じた中国との交流が進む中、
格闘技の分野でもその波が押し寄せている。
今回の大会は、日中の格闘技シーンが正面からぶつかる貴重な機会だ。
▪️中国格闘技の進化系「SPACE ONE」とは?
中国では、伝統武術「武術(ウーシュウ)」をルーツに発展した
キックボクシング系競技「散打(サンダ)」が長年親しまれてきた。
1990年代以降、プロ化が進み、
2000年代には『武林風(ウーリンフォン)』
『英雄伝説(HERO LEGEND)』などの大型イベントが登場。
近年では、世界中から選手を招いての国際大会も増えている。
その中でも新たな注目株が『SPACE ONE 宇宙榮耀』だ。
斬新な演出やメディア展開で若年層から
絶大な支持を得るこのプロモーションは、
中国国内で急成長を遂げている。
▪️日本のムエタイ団体「BOM」と共同開催! 国際マッチ実現へ
今回の日本大会は、日本のプロムエタイ団体『BOM(The Battle of Muaythai)』との共催により実現した。『SPACE ONE』の創設者・李耀倫氏と、RWS JAPAN(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ・ジャパン)代表・佐々木洋平氏の連携により開催が決定。
公式発表では「中国と日本の人気ファイターたちによる国際マッチが行われる」とされており、まさに日中のトップ選手同士が拳を交える場となる。
▪️初防衛戦でリベンジマッチに挑む
第一弾カードとして発表されたのは、元K-1ファイターであり、2024年5月の香港大会で『SPACE ONE』初代ライト級(-75kg)王者に輝いた城戸康裕(TEAM ONE)の初防衛戦だ。
対戦相手は、中国の新鋭ファイター・王凱峰(ワン・カイフォン)。中国散打出身の王は、プロ転向後に急成長し、現在注目を集める若手実力者である。
両者の対決は今回が2度目。2023年11月の『SPACE ONE 4』(中国・広東省佛山市)での初戦では、王凱峰が華麗なバックハンドブローで城戸をKO。試合直後から城戸がリベンジを熱望していた一戦が、ついに実現する。
▪️吉成名高、松田龍聖らムエタイの実力者も参戦か?
日中対抗戦を主軸とする本大会では、BOMからの有力選手参戦にも期待がかかる。吉成名高、奥脇竜哉、品川朝陽、吉成士門ら、
日本ムエタイ界を代表するファイターたちの名前が挙がっており、
豪華な顔ぶれになる可能性が高い。
さらに、“シン・神童”の異名を持ち、
ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者の
松田龍聖(大原道場)は、すでに自身のSNSで本大会への参戦を明言。
さらなるビッグカードの発表も期待されている。
▪️アジア格闘技の新たな架け橋へ
『SPACE ONE』の日本大会は、単なる興行イベントではなく、アジア格闘技の新たな交流の扉を開く場となりそうだ。日本ではこれまで目にする機会の少なかった中国のトップファイターたちが、ついにその実力を日本のファンの前で披露する。
国境を越えて広がる格闘技の熱――その中心に、「SPACE ONE」が躍り出る。