秋田書店本社が“刃牙”の親子喧嘩で倒壊!? ユーモア溢れる工事現場演出が話題
株式会社秋田書店は、本社屋の建て替えに伴い、
大人気格闘漫画『刃牙』シリーズをテーマにした
ユニークな演出を実施しました。
3月24日より、旧本社屋の解体工事現場に、
シリーズ屈指の名場面“史上最強の親子喧嘩”をモチーフにした
限定グラフィックが公開されている。
連日、この期間限定の工事現場を目撃に、
スマートフォンを片手に撮影する人が
途絶えない事情だ。
▪️50年の歴史に幕、新社屋へ向けた一歩
秋田書店の旧本社屋(東京都千代田区)は、1973年竣工以来、
多くの名作を世に送り出してきた。
しかし、老朽化に伴い、2025年1月6日より
本社機能を一時的に文京区・駒込へ移転。
2027年9月の新社屋竣工を目指し、解体作業が進められています。
▪️“範馬親子の戦い”が現実世界へ飛び出す!?
解体工事現場では、『刃牙』シリーズのクライマックスである
範馬刃牙と範馬勇次郎の親子喧嘩を再現するような演出が施されている。
衝撃でビルが倒壊したかのようなストーリー仕立てで、
シリーズファンのみならず、多くの通行人の注目を集めている。
さらに、近隣住民への謝罪メッセージとして
「範馬親子の激闘の余波が現実世界にまで及んでしまった」という
遊び心のあるグラフィックも掲出。
これにより、単なる工事現場をエンターテインメント空間へと昇華させた。
▪️作者&経営陣もコメント
『刃牙』シリーズの生みの親・板垣恵介氏は
「ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ。
ほんの小競り合いだったのだろう……」と
ユーモラスなコメントを寄せている。
また、秋田書店の山口徳二社長は
「殺風景な工事現場を少しでも楽しめる場にしたい」と語り、
初代担当編集である沢考史常務取締役も
「新たな時代への第一歩として、まずは本社屋を大解体・超粉砕!」と
作品さながらの熱いメッセージを発信している。
▪️期間中の運営と撮影マナー
移転期間中も秋田書店の業務は通常どおり継続。
工事現場のグラフィックは一般公開されており、誰でも自由に鑑賞・撮影可能。
周囲の安全や通行の妨げにならないように、マナーが守られ、
反対車線に隣接するシティーホテルの歩道側から撮影する人が多い印象。
▪️新社屋でのさらなる発展へ
2027年9月の竣工を予定している新社屋では、さらなる発展を目指し、
新しいマンガの創出に向けた環境が整備される予定。
長年親しまれてきた旧社屋に別れを告げる一方で、
『刃牙』の世界観を活かしたユニークなプロジェクトで、
今後の秋田書店の歩みにも期待される。
【秋田書店本社屋工事現場】
所在地:東京都千代田区飯田橋2-10-8