存在感を示す久保建英選手が“史上最速”でW杯へ!!
▪️8大会連続W杯出場を決めた主役は久保建英!
【©️JFA】
埼玉スタジアムで行われたW杯最終予選、
歴史的な瞬間を演出したのは日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)だった。
1-0で迎えた後半42分、ショートコーナーのリターンをMF伊東純也から受けると、
角度のないところから左足一閃。
GKとゴールポストの隙間を射抜く豪快な一撃で試合を決定づけ、
日本史上最速、そして世界最速でのW杯出場決定という偉業を成し遂げた。
▪️圧巻の決勝弾、その裏にあった“独断と偏見”
このスーパーゴールは、事前の準備と即興が絡み合った芸術弾だった。「シュートまではチームの決めた形通り。そこからは“僕の独断と偏見”でシュートを選んだ感じですね」。
伊東からのリターンを受けた瞬間、久保の目にはニアポスト脇のわずかな隙間が見えていた。その瞬間、躊躇なく左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。「決まった瞬間、頭が真っ白になった」と振り返るように、歓喜のあまりユニフォームを脱ぎ捨て、ベンチメンバーのもとへ駆け寄った。
かつてアスレティック・ビルバオとのダービーで“ユニ脱ぎ”を見せた際には「反省している」と語っていた久保だが、この日のゴールは別格。「何をしようか迷っていたけど、気づいたら脱いでました。感情が先走っちゃいましたね」と、心の底から湧き上がる喜びを素直に表現した。
▪️鮮やかなアシストで試合を支配
この日の久保はゴールだけでは終わらなかった。後半21分、鋭い抜け出しから左足で絶妙なラストパスを供給し、MF鎌田大地の先制ゴールをアシスト。このプレーには、近年磨きをかけてきたスプリント力が存分に発揮されていた。
「世の中のウインガーは速い選手ばっかりで、僕も負けじとスピード強化に取り組んできた。少しずつ速くなってるかなと思います」。
アシストの場面についても、久保は詳細に振り返る。
「鎌田選手が後ろから走ってきた時点で、パスを出すのは決めていた。ただ、より優しいパスを届けたいと思って、一度自分がシュートに行くように見せかけた。相手DFが僕の動きにつられて重心を後ろにかけた瞬間、そこにピタッと出した。あとは鎌田選手を信じてました」。
このプレーについては、「ゴールよりも嬉しかった」と語るほど、チームを落ち着かせることへの意識が強かった久保。
「1-0になっただけで、みんなのプレーに余裕が生まれたし、攻め急ぐ必要もなくなった。前半は負けてもいい試合のはずなのに、負けてはいけないという意識が強く、少し硬さが見えた。その空気を変えたかった」。
▪️鎌田とのホットライン、さらなる進化へ
森保ジャパンではシャドーのポジションを争う鎌田との連携にも手応えを感じた様子だ。「今回を機に、これからもっと一緒にプレーする機会が増えたらいい。たぶん僕らは“ひねくれ者同士”でプレースタイルも合うと思うので、仲良くやっていけたら」とユーモアを交えて語り、取材陣の笑いを誘った。
▪️バーレーンを称えた久保、勝利の価値を強調
試合後、久保は対戦相手のバーレーンについても言及。「アウェーで対戦した時とはまるで別のチームだった。組織力が上がっていて、FWに収められる選手もいた。蹴るべきところは蹴り、つなぐところはつなぐ。その戦い方の徹底ぶりはすごかった」と賞賛。
「順当にいけば、サウジアラビアやオーストラリアと互角以上の戦いをしてくると思う」と語り、この勝利の価値の大きさを強調した。
▪️日本代表に新たな歴史、W杯への期待高まる
久保の1ゴール1アシストという活躍で、日本代表は史上最速でW杯出場を決定。
試合後の久保の笑顔と熱量は、
彼がどれほどこの瞬間を待ち望んでいたかを物語っていた。
「何よりもみんなを安心させたかった」。
そう語る彼の背中には、チームを背負う覚悟が見えた。
この勝利が、W杯本大会への大きな弾みとなることは間違いない。