菅野智之投手 圧巻の制球力で存在感 ストライク率76.5% 併殺2発で最少失点に抑える

2026.3.20

【©️San Francisco Giants】

ロッキーズの菅野智之投手が、開幕ローテーション入りへ向けて順調な仕上がりを示した。現地19日(日本時間20日)、アリゾナ州スコッツデールで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツとのオープン戦に先発し、3回4安打1失点。数字以上に際立ったのは、抜群の制球力だった。


 

この日のストライク率は76.5%。34球中26球がストライクという高精度で、打者に主導権を渡さない投球を展開した。最速93.8マイル(約151キロ)を計測しつつも、真骨頂は球速ではなく「投球術」。カウントを有利に進め、打者を追い込むスタイルが際立った。

初回は1死から二塁打を許しながらも、後続を冷静に打ち取り無失点。

続く2回は味方の失策も絡み無死一、三塁のピンチを招き、適時打で同点とされたが、そこから崩れない。内野ゴロ併殺で流れを断ち、最少失点に抑えた。

▪️2つの併殺で流れ遮断、テンポ良く3回を消化

3回も菅野投手らしさが際立った。

1死一塁から三ゴロ併殺打を奪い、この日2つ目のゲッツー。ピンチを広げず、テンポ良くイニングを締めた。結果として3回をわずか34球で投げ切る安定感を見せた。

試合後、指揮を執るウォレン・シェイファーは「今夜の投球は素晴らしかった。ストライクゾーンを攻め、あらゆる球種でストライクが取れていた」と絶賛。「初球からカーブでストライクを奪った場面も印象的だった。どんなカウントでも勝負できる」と、その完成度の高さに太鼓判を押した。

メジャー挑戦1年目ながら、経験に裏打ちされた投球で首脳陣の信頼を着実に高めている。多彩な球種と卓越したコントロールで打者を翻弄する姿は、まさに円熟の域にある。次回登板は現地24日(同25日)、デトロイト・タイガースとのオープン戦を予定。