【ミラノ五輪】長谷川帝勝選手が銀メダル 男子スロープスタイルで日本勢初の快挙
【©️IOC】
2026年のミラノ・コルティナオリンピック。新たな歴史が刻まれた。
スノーボード男子スロープスタイル決勝(18日/リビーニョ・スノーパーク)で、20歳の長谷川帝勝選手(TOKIOインカラミ)が銀メダルを獲得。この種目における日本男子初の表彰台という快挙を成し遂げた。
▪️予選9位からの逆襲
初出場となった大舞台。予選は9位通過と決して盤石な位置ではなかった。
しかし決勝では、3本の試技のうち最も高い得点で順位が決まるルールの中、完成度と安定感を兼ね備えた滑りで高得点を叩き出す。
キッカー(ジャンプ台)やレール、ボックスといった多彩なセクションが配置されるスロープスタイルは、技術力だけでなく構成力、そしてメンタルも問われる競技だ。長谷川選手は空中での回転技とレールセクションでの精度を高い次元でまとめ上げ、銀メダルを引き寄せた。
▪️ビッグエア11位からのリベンジ
今大会、長谷川選手は7日のビッグエアでは11位に終わっていた。日本勢が次々とメダルを獲得する中、自身の存在感を示し切れなかった悔しさは大きかった。
しかし、その悔しさを糧に2種目目へ照準を合わせる。
結果は、日本スノーボード界にとって新たな扉を開く銀メダル。
まさに修正力と精神力の勝利だった。
▪️「練習の虫」20歳の素顔
2005年10月23日、愛知県生まれ。
クラーク高出身。
サッカーと並行して競技に打ち込みながら、小学5年生でスノーボードに専念した。
関係者の間で知られるのは、その徹底した練習量だ。
海外遠征では誰よりも早くゲレンデに立ち、最後まで滑り込む。読書で思考を整理し、瞑想を取り入れるなど、内面の鍛錬も欠かさない。
トレードマークは、自身の名前「帝勝(たいが)」にちなみ、虎をあしらったヘルメット。身長159センチと小柄ながら、世界の強豪と互角に渡り合う技術と度胸を備える。
日本スノーボード界は今大会で躍進を続けている。
その流れの中で生まれた“歴史的2位”。
長谷川帝勝という20歳の名は、この銀メダルをきっかけに一気に世界へと広がることになる。



