岡本和真選手 メジャー初フリー打撃で6発 指揮官も驚嘆の“新仕様”スイング披露

2026.2.16

【©️Toronto Blue Jays】

巨人からポスティング制度を利用し、ブルージェイズへ移籍した岡本和真選手(29)が15日(日本時間16日)、米フロリダ州ダンイーデンのキャンプ地で初のフリー打撃を行った。34スイング中、推定130メートル弾を含む6本のサク越え。メジャー仕様へと進化させたステップとともに、早くも周囲を驚かせた。


 

この日は自主トレ2日目。16日(同17日)のキャンプインを前に、打撃と守備で存在感を示した。守備練習では三塁の深い位置でノックを受け、軽快なフットワークを披露。打撃では序盤こそ軽めのスイングで感覚を確かめたが、2巡目の10スイング目に右翼へ“今季1号”。そこから一気にエンジンがかかった。

右翼、右中間へと運び、長袖を脱いで臨んだ6巡目にはギアを上げる。

最後のスイングで右中間へ豪快な一発を放つと、1スイング限定の7巡目では引っ張った打球が左中間へ伸びた。打撃コーチのポプキンズ氏が「ワオ!」と声を上げ、周囲の選手やスタッフもどよめく圧巻の当たりだった。

6本のうち4本は逆方向から中堅方向へ。

残る2本は左中間、右中間へそれぞれ推定130メートル弾。

打球速度、飛距離ともに申し分ない内容で、持ち味の長打力を存分にアピールした。

見守ったジョン・シュナイダー監督も高評価だ。

「ビデオやハイライトでは見ていたが、実際に見るととてもクリーンでシンプルなスイング。打球は強く、スピードがあり、安定している。適応力も感じられた。ここから試合に向けて強度を上げていくのが楽しみだ」

メジャーへの適応も着実に進む。この日の打撃では、巨人時代に比べて踏み出す足の上げ幅を抑え、よりコンパクトなステップに変更。95マイル(約153キロ)を超える剛速球や、カットボール、シンカーといった鋭く小さく動く球種への対応を見据えた“メジャー仕様”への進化がうかがえた。

さらに、この日使用したのは、大谷翔平選手が2023年から愛用するチャンドラー社製バット。高い硬度と反発力を誇り、アーロン・ジャッジやブライス・ハーパーらメジャー屈指のスラッガーも使用するモデルだ。岡本も以前からメジャー挑戦を視野に取り入れてきたという。

練習の合間にバットを手に取ったシュナイダー監督は「新しい選手が来ると、どんなバットを使っているのか気になる。34―31。思った通りだ」と笑みを浮かべた。

34インチ(約86.4センチ)、31オンス(約879グラム)とサイズは巨人時代とほぼ同じ。慣れ親しんだ感覚を保ちながら、舞台だけをメジャーへと移した形だ。