男子スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢選手が見せた“異次元”パフォーマンス 決勝でのメダル争いは
【©️JOC】
現地時間2月11日夜(日本時間12日早朝)、スノーボード男子ハーフパイプの予選が行われ、北京五輪王者の平野歩夢(TOKIOインカラミ)が
85.50点で7位通過を果たした。
骨盤を含む複数箇所の骨折から・・・わずか25日での競技への復帰。
2本ともに高難度のエアを成功させ、決勝進出を決めた。
日本勢はほかにも、3度目の五輪出場となる戸塚優斗選手(ヨネックス)が91.25点で2位、初出場の19歳・山田琉聖選手(JWSC)が90.25点で3位、平野流佳選手(INPEX)が87.50点で5位と、全員が好順位で決勝へ。
表彰台独占の可能性も見えてきている。
▪️人間離れした・・・復帰力に忍耐
平野選手は1月のワールドカップで試合中に大ケガを負い、「足の感覚がない」と語っていた。それでも予選では、体の制約を感じさせない滑りを披露した。
ハーフパイプでの高難度トリックには、リップに対する正確な進入角度と、
下半身を保持した上半身の強いひねりが不可欠だ。
着地時には大きな衝撃がかかるが、
平野選手は骨折を抱えたまま、この痛みに耐え抜いた。
特に際立ったのは、予選2本目の4つ目のトリックでバックサイドダブルコーク1260に挑む場面だ。ボトムへの着地となったが、即座に体勢を立て直し、続くフロントサイドダブルコーク1080を成功させた。
この瞬間、彼の身体能力と精神力の高さが際立った。
▪️スケートボードとの二刀流の経験が生かすバランス力
平野選手は4歳からスノーボードとスケートボードを両立。
東京五輪ではスケートボード日本代表としても出場している。
その経験から、瞬時にバランスを崩してもリカバリーできる技術がスノーボードでも生きていると、スノーボード専門誌サイトなどでも分析されている
体調面の懸念は残るが、メダル獲得の可能性は十分にある。
予選で見せたフロントサイド900は1260に引き上げられる余地があり、
得意技のトリプルコーク1440もまだ披露していない。
本人も昨年末、「五輪で出したいトリックがある」と語っており、決勝で、さらなる大技の回転のカードを切るのか注目が集まる。

