NBAオールスターに日本人“選出”主役は選手だけじゃない!オフィシャルDJに就任!高井智華さんが切り開いた、もう一つの世界基準
【Chika Takai Instagramより過去の画像】
NBAオールスターという世界最高峰の舞台に、日本人の名が刻まれた。
だが今回、脚光を浴びたのはコートに立つ選手ではない。
現地時間2月13日から15日にかけてロサンゼルスで開催される「2026 NBAオールスターウィークエンド」。そのオフィシャルDJに、日本人として、そしてアジアから初めて選出されたのが、高井智華(Chika Takai)さんだ。
■ 世界が認めたのは「プレー」ではなく「演出力」
高井さんは埼玉県出身。
2014年に単身渡米し、翌年にはアトランタ・ホークスのチアダンサーに合格した。
在籍中はルーキー・オブ・ザ・イヤー、ベテラン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、日本人史上初のキャプテンも務めるなど、異例のキャリアを築いた。
そして2021年からは、ホークスのオフィシャルDJに就任。
DJ、MC、ホストとして試合会場の空気を操り、NBAの“エンターテインメント”そのものを支える存在へと進化した。
今回のオールスター選出は、その積み重ねがリーグから正式に評価された結果と言える。
■ 「英語も話せなかった」からNBAの中心へ
高井さんは、自身2度目となる“オールスター選出”について、こう語っている。
「英語もほとんど話せない状態で日本からアメリカに来たとき、こんな未来が待っているとは想像もしていませんでした。
ダンサーとして一度オールスターに参加できただけでも夢のようでしたが、DJとして再びNBAから選んでいただけたことは、本当に夢のようです」
ここにあるのは、華やかな成功談ではない。
言葉、文化、評価基準――すべてが違う環境で、役割を理解し、結果を出し続けた10年の積み重ねだ。
■ 世界で通用する日本人は「静かな主役」
現在、慈善活動家・起業家としても活動し、女性のエンパワーメントを軸に世界で挑戦する女性たちを支援している。
その姿は、「世界で通用する日本人像」が、もはやアスリートだけのものではないことを象徴している。
勝敗を決めるのは選手だ。
しかし、空間をつくり、熱狂を生み、舞台の価値を最大化する人間がいなければ、スポーツは成立しない。
NBAが日本人DJをオールスターの公式な一員として迎え入れた事実は、
“世界基準で評価される日本人”のフィールドが確実に広がっていることを示している。
■ 「どんなステージでも、可能性はある」
「特に若い女の子たちに、どんなに大きな夢でも信じて努力し続ければ実現できることを伝えたい」
高井智華さんの言葉は、スポーツ界に限らず、世界を目指すすべての日本人に向けられている。
世界で戦うとは、前に立つことだけではない。
自分の役割を見極め、価値を提供し続けること。
NBAオールスターの現場で流れる音楽の裏側に、日本人の存在がある。
それは、静かだが確かな“世界進出”の証明だ。

