UFC324オマリーが元王者の意地を示す復活白星 ヤドンとの死闘を制し再浮上アピール
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総合格闘技イベント『UFC324』が日本時間25日、米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催され、バンタム級注目カードで元王者ショーン・オマリー(米国/同級3位)が、実力派のソン・ヤドン(中国/同級5位)との接戦を制し、完全復活を印象づけた。
試合はフルラウンドに及ぶ激闘の末に三者ともに29-28の判定3-0。
オマリーが持ち味である鋭いカウンターと距離感を武器に、際どい攻防をものにした。
王座陥落後、昨年6月の『UFC316』では当時の王者メラブ・ドバリシビリとのダイレクトリマッチに挑んだものの一本負け。
背水の陣とも言える一戦で、オマリーは再起を懸けてケージに上がった。
一方のヤドンは、前戦で元2階級王者ヘンリー・セフードを判定で下した勢いそのままに、番狂わせを狙った。
初回はリーチで勝るオマリーが主導権を握る。
長いジャブと前蹴りで巧みに距離を管理し、ヤドンを中に入らせない展開。しかし終了間際、ヤドンがダブルレッグタックルでテイクダウンに成功し、強い印象を残した。
第2ラウンド中盤には、ヤドンが圧力を強めて前進。
組みついてバックテイクからテイクダウンを奪い、流れを引き寄せる。オマリーは下から三角絞めのカウンターを狙う場面もあったが決定打とはならず、ラウンド全体ではヤドンが主導権を握る時間が増えた。
勝負の第3ラウンドは、互いに一歩も引かない消耗戦。
オマリーはカウンターに活路を見出し、ヤドンは前に出続けて圧をかける。
残り1分、ヤドンのタックルに対し、オマリーがヒザ蹴りとパンチのカウンターを的確に合わせると、ヤドンの顔面からは出血が目立ち始めた。
試合後、判定が告げられると会場には安堵と歓声が交錯。
オマリーは勝利者インタビューで、現王者ピョートル・ヤンへの対戦要求でアピール!
再びタイトル戦線の中心へ戻ってきたことを強く印象づけた。


