ワールドカップイヤーに突きつけられた現実 FIFA最新ランキング 日本は19位も「次なる目標」は世界一桁台へ
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国際サッカー連盟(FIFA)は20日、最新のFIFAランキングを発表した。
サッカー日本代表は前回から1ランクダウンの19位となったものの、アジア勢では依然として最上位を維持している。
昨年12月の更新時には18位と、史上最高水準の評価を受けていた日本代表。今回はA代表の試合が行われなかった影響でポイントに変動はなく、アフリカネイションズカップ2025の結果を受けて躍進した各国に押し出される形で順位をひとつ落とした。
とりわけ大きな動きを見せたのがアフリカ勢だ。2大会ぶり2度目のアフリカ杯制覇を成し遂げたセネガルは、前回19位から12位へと急上昇。この順位は同国史上最高位となった。また、決勝でセネガルに敗れたモロッコも11位から8位へと浮上し、ついに世界トップ10入りを果たしている。
こうした世界の勢力図の変化は、日本代表にとっても無視できない現実だ。
現在19位という数字は決して低い評価ではないが、ワールドカップイヤーという特別な年を迎えた今、目線は「アジアの頂点」ではなく、「世界の一桁台」に定めるべき段階に来ている。
実際、ランキング10位以内にはドイツ、ベルギーといった“伝統国”が並び、8位にはモロッコという非欧州・非南米勢が名を連ねる。
これは、日本代表にとっても決して非現実的な領域ではないことを示している。
近年の国際大会や強豪国との対戦内容を踏まえれば、世界ベスト10、さらには一桁順位を本気で狙うだけの土台は整いつつある。
アジア内では、日本に続いてイランが20位、韓国が22位、オーストラリアが27位と続く構図に大きな変化はない。しかし、ワールドカップ本大会で求められるのは「地域内の優位性」ではなく、「世界基準での競争力」だ。
首位スペイン、アルゼンチン、フランスといった列強の順位は不動のままだが、その背後では各国が着実に力を伸ばし、ポジション争いを激化させている。
日本代表にとって、この19位という現在地は“後退”ではなく、“次の飛躍への警鐘”と捉えるべきだろう。

