BTS 新章の扉を開くアルバムタイトルは「ARIRANG」兵役を越えた7人が、あえて“原点の名”を掲げた理由

2026.1.16

BTSが、待望の新アルバムのタイトルを発表した。その名は「ARIRANG」。
発売日は3月20日。兵役期間を経て、約3年9か月ぶりに7人全員がそろって世に送り出すグループ作品となる。

アルバム発表に先駆け、意味深なロゴやソウル中心部に設置されたオブジェが公開されると、ファンの間ではタイトルを巡る憶測が一気に広がった。そして明かされたのは、韓国を代表する伝統民謡の名でもある「ARIRANG」だった。


 

▪️なぜ、いま「ARIRANG」なのか!?

「アリラン」は、韓国の人々にとって単なる楽曲名ではない。
作者不詳、起源も諸説あり、時代や地域ごとに無数の歌詞と旋律が生まれてきた“生きた文化”だ。別れや悲哀を背負った歌として語られる一方、近年では平和や連帯、希望の象徴としても歌われている。2012年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された。

つまり「アリラン」は、意味が一つに固定されない。
歌う者の人生や、その時代の空気によって、何度も姿を変えてきた。

BTSがこのタイトルを選んだ背景には、そうした「更新され続ける物語性」があるとみられる。

 

▪️兵役を経て見えた“現在地”

タイトル発表にあたり、JINは「これまで歩んできた道のりの集大成」と語り、SUGAは「自分たちが何者であるかを定義する作品」と表現した。
これらの言葉は、世界的スターとしての成功を経たBTSが、あらためて自身の原点と向き合っていることを示している。

K-POPの枠を超え、グローバルポップの象徴となった彼らが、あえて韓国の伝統文化を冠する。その選択は、過去への回帰ではなく、「今の自分たちだからこそ背負える名前」を掲げた宣言とも言える。

世界へ向けた、新たな自己定義

BIGHIT MUSICによると、本作は7人全員が制作に深く関わった特別なアルバムであり、今後の方向性を明確に示す一作だという。
4月からは、アルバムと同名のワールドツアー「ARIRANG」もスタート予定。過去最大規模となるそのツアーで、BTSはこのタイトルを世界中で響かせることになる。