怪物が沈んだ―マティアス初防衛戦でまさかの失神KO負け 無敗のダルトン・スミスが王座強奪!スーパーライト級に激震

2026.1.12

1月11日(日本時間12日)、米ニューヨーク州で行われたWBC世界スーパーライト級タイトルマッチで、KO率9割超えの王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)が、挑戦者ダルトン・スミス(英国)に5回KOで敗れ、王座から陥落した。


 

マティアスは23勝3敗)(22KO)。勝利の大半を倒してきた破壊力から「モンスター」と恐れられてきた男で、昨年7月にアルベルト・プエジョを破ってWBC王座を獲得。この試合が初防衛戦だった。
一方のスミスは19勝14KO無敗。

欧州、英連邦、英国の主要王座を総なめにしてきた実力者だが、世界戦はこれが初挑戦。事前オッズではマティアス有利の見方だった。

しかし、試合は序盤からその予想を裏切る展開となる。スミスは鋭いジャブと右ストレートで主導権を握り、あえてマティアスの土俵である打ち合いにも応じる強気の戦法に出た。
2回から両者は激しい殴り合いに突入。

3回にはマティアスの左フックでスミスが大きくのけぞる場面もあったが、スミスは下がらない。4回には左目上をカットして出血しながらも、足を止めて打ち合いを続けた。

運命の5回、壮絶な撃ち合いの中で試合は一瞬にして決まった。

スミスの鋭いワンツーがマティアスの顎を跳ね上げると、続く右オーバーハンドが側頭部を直撃。王者はそのまま後方に吹き飛び、大の字でキャンバスに倒れ込んだ。
マティアスは一度立ち上がったものの、足元はふらつき、レフェリーが続行不能と判断。無敗の挑戦者がKO率9割越えの怪物を粉砕する衝撃の結末となった。

スミスは試合後、「キャリアで初めて明確なアンダードッグだった。

怪物をぶつけられたなら、自分の中の怪物を解き放つしかないと思った」と興奮気味に語った。
プロモーターのエディ・ハーン氏も「マティアス相手に真っ向勝負を挑み、しかも倒してしまうなんて信じられない。新しいスターが誕生した」と絶賛した。