『チェンソーマン レゼ篇』興収100億円 を遂に突破!! 社会現象級ヒットが示した“アニメ映画の現在地”
【©️藤本タツキ/集英社 MAPPA】
映画『チェンソーマン レゼ篇』が、ついに“100億円の壁”を突破した。
東宝の発表によると、9月19日の公開から12月30日までの103日間で、
観客動員数は655万8,000人、興行収入は100億1,000万円を記録。
テレビアニメ発の劇場作品としても、近年まれに見るメガヒットとなった。
本作は、藤本タツキ原作の人気漫画『チェンソーマン』を基にした劇場版。
悪魔の心臓を持つ少年・デンジが、謎めいた少女レゼとの出会いをきっかけに、甘美さと残酷さが同居する運命へと引きずり込まれていく。人間関係の揺らぎと暴力的な世界観を同時に描く独特の物語は、テレビシリーズ放送時から国内外で高い評価を受けてきた。
公開初日には動員27万2,000人、興収4億2,000万円を叩き出し、早い段階でヒットを予感させていたが、その勢いは衰えることなくロングランへ。
最終興収50億円規模との当初予想を大きく上回り、
年末にかけて100億円超えを達成した。
この快挙を受け、原作者の藤本タツキはデンジとレゼを描いた描き下ろしイラストを公開。「たくさん見てくれてありがとうございました! まだ今でもずっと引きずっています!」と、作品への深い思いと観客への感謝をにじませたコメントを寄せている。
また、キャスト陣からも喜びの声が相次いだ。
デンジ役の戸谷菊之介は「こんなに多くの皆さんに『レゼ篇』を楽しんでいただけて本当に嬉しい」と語り、マキマ役の楠木ともりも「たくさんの方に届いたという何よりの証拠」と、作品が広く受け入れられた手応えを明かした。
主題歌「IRIS OUT」を担当した米津玄師は、
31日放送の「第76回NHK紅白歌合戦」で同曲を初披露予定。映画の成功と国民的番組でのパフォーマンスが重なり、作品の存在感は年末年始にかけてさらに拡大しそうだ。
加えて、続編となるアニメ『チェンソーマン 刺客篇』の制作もすでに決定。
興行収入100億円突破は単なる数字ではなく、
原作・アニメ・音楽が一体となって支持された結果と言えるだろう。


