『チェンソーマン 刺客篇』制作決定!! 劇場版『レゼ篇』の熱狂を継ぐ最新章―北米市場も射程に・・・世界規模で始動
【© 藤本タツキ/集英社・MAPPA】
世界的人気を誇るダークヒーロー作品『チェンソーマン』が、再び大きく動き出す。
21日に開催された「ジャンプフェスタ2026」のステージイベントで、『チェンソーマン 刺客篇』の制作決定が正式に発表された。あわせて、ティザービジュアルとPVも解禁され、デンジの心臓を狙う刺客たちの存在が、緊張感あふれる映像とともに明らかになった。
本作は、劇場版として世界的ヒットを記録した『チェンソーマン レゼ篇』の正統続編。国内向けのアニメシリーズという枠を超え、北米を含むグローバル市場を明確に意識した展開として、すでに世界中のファンの注目を集めている。
▪️世界で動き続ける『チェンソーマン』というIP
原作は、藤本タツキ氏による同名漫画。累計発行部数は3400万部を突破し、『少年ジャンプ+』(集英社)で現在も連載中だ。『ファイアパンチ』『ルックバック』『さよなら絵梨』など、国境を越えて評価される作品を次々と生み出してきた藤本氏の代表作として、国際的な批評性とエンターテインメント性を併せ持つ稀有なIPに成長している。
2022年にMAPPA制作で放送されたテレビアニメは、200以上の国と地域で配信され、北米・欧州・アジアを問わず熱狂的な支持を獲得。アニメファンのみならず、映像業界関係者からも高い評価を受け、「日本発ダークファンタジー」の象徴的作品として存在感を確立した。
▪️『レゼ篇』の成功が示した“世界基準”
その流れを決定づけたのが、テレビシリーズの最終話から直結する劇場版『チェンソーマン レゼ篇』だ。
同作は公開91日間(9月19日~12月18日)で観客動員631万人、興行収入96億5000万円を記録し、国内歴代興行収入ランキング第56位にランクイン(興行通信社調べ)。さらに、韓国やアメリカを含む100以上の国と地域で上映され、海外でもヒットを拡大。日本発アニメ映画として、確かな“世界基準”を示した。
▪️次なる局面へ「刺客篇」が描く新たな緊張
今回制作が発表された『刺客篇』では、デンジを巡る争奪戦がさらに激化。彼の心臓を狙って集結する刺客たちとの攻防が描かれ、物語はより暴力的かつスリリングな局面へと突入する。
解禁されたティザービジュアルとPVは、単なる続編ではなく、世界同時進行で展開される次章の幕開けを強く印象づける内容となっている。今後、公開形態や北米展開の詳細が明かされれば、『チェンソーマン』は再び国際的な話題の中心となることは間違いない。

