読売ジャイアンツのグリフィン投手が2026年はナショナルズと1年約8・5億円で契約合意

2025.12.17

4年ぶりメジャー復帰へ 元中日・小笠原と先発陣再建に挑む

【©️読売ジャイアンツ】

巨人を今オフに自由契約となったフォスター・グリフィン投手が、米大リーグ・ナショナルズと1年550万ドル(約8億5000万円)で契約合意に達したことが分かった。

16日(日本時間17日)、大リーグ公式サイトが伝えた。


 

今オフ、複数のメジャー球団が獲得に

関心を示していると報じられていたグリフィン。

ナショナルズ入りにより、2021年以来4年ぶりのメジャー復帰が決定的となった。

チームには昨オフ、中日からポスティングシステムを利用して加入した小笠原慎之介投手が在籍しており、日本球界を経た左腕同士が先発ローテーションの柱として共闘することになる。

 ナショナルズは今季も地区4位に低迷し、これで5年連続の負け越し。再建途上にあるチームにとって、NPBで結果を残した即戦力左腕の加入は大きな補強となりそうだ。

 グリフィンはロイヤルズ、ブルージェイズを経て2023年に来日。150キロ台の直球と切れ味鋭いカットボールを武器に、巨人1年目から先発として定着し、20登板で6勝5敗、防御率2.75を記録。昨季も20登板で6勝4敗、防御率3.01と安定した成績を残した。

 3年目となった今季は開幕から6連勝と圧巻のスタートを切ったものの、右膝痛により長期離脱。登板数は来日後最少の14試合にとどまったが、6勝1敗、防御率1.62と抜群の数字を残し、その実力を改めて示した。