オイシックス新潟アルビレックスBCに桑田真澄氏がCBO就任

2025.12.14

【©️新潟日報】

オイシックス新潟アルビレックスBCは14日、

元プロ野球選手で指導者としても実績を積んできた桑田真澄氏が、

CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に就任することを発表した。

長年にわたり日本球界の第一線で培ってきた知見を、

球団運営とチーム強化の中枢に生かしていく。


桑田氏は今季、巨人の2軍監督としてイースタン・リーグを戦い、チームを2年ぶり29度目のリーグ優勝へ導いた。シーズン終了後に退団が発表されていたが、新たな舞台としてオイシックスを選び、組織全体を俯瞰する立場から野球づくりに携わることとなった。

PL学園から1985年ドラフト1位で巨人に入団。21年間にわたる現役生活では、最優秀防御率やMVPを獲得するなど球界を代表する投手として活躍した。NPB通算173勝を挙げ、2007年以降は米大リーグにも挑戦。引退後は指導者としての道を歩み、理論と経験を融合させた育成手腕に定評がある。

オイシックスは今オフ、戦力と指導体制の底上げを図るべく積極的な補強を進めている。元広島の松山竜平外野手の選手兼任打撃コーチ就任をはじめ、井口和朋投手、石川直也投手、宮森智志投手、渡邉諒内野手といったNPB経験者が続々と加わり、チームに厚みが生まれつつある。

今季はイースタン・リーグで7位に終わったものの、来季からはリーグが3地区制へと移行。武田勝監督のもと、桑田氏が編成・育成・理念構築に関わることで、チームは中長期的な視点での再構築を進めていく。