36歳カシメロが日本で“背水の再起戦”へ!! 井上尚弥選手へ挑発の行方は…10月の京之介戦敗戦からわずか2か月でリング復帰
2025.12.5
ボクシング興行「SAIKOU×LUSH vol.4 in JAPAN」(12月27日、愛知県国際展示場)の追加カードが5日に発表され、元3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が参戦することが決まった。
対戦相手は、日本ユース王者経験を持つ溝越斗夢(LUSH)。
フェザー級8回戦として組まれた。
36歳のカシメロにとって、今回の登場は“背水の再起戦”といえる。
世界4団体統一王者・井上尚弥選手(大橋)に対し挑発を繰り返し、長らく対戦をアピールしてきたが、ついに実現することはなかった。
その一方で、自身のパフォーマンスも下降線をたどり、10月には日本ランカーの亀田京之介(MR)に判定で敗戦。格下とみられた相手に黒星を喫し、世界戦線への道はさらに遠のいた。
さらに、昨年10月には体重超過による契約不履行で、日本ボクシングコミッション(JBC)から1年間の国内出場停止処分を受けている。今回は、その処分明け直後の日本リング。再び日本のファンの前に立つこと自体が、大きな“試練”と言える。
対する溝越にとっては、まさに世界的ビッグネームとの大舞台。
若手が勢いを示すにはこれ以上ないカードであり、カシメロが連敗を避けたい一方、溝越は名を上げる絶好のチャンスだ。
当日のメインイベントでは、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(緑)が初防衛戦に挑む。
挑戦者は元IBFライトフライ級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)。
チャンピオンとしての真価が問われる一戦となる。

