クロフォードのWBC王座剥奪を正式発表“制認料未払い”が理由 ボクシング界に衝撃広がる

2025.12.4

【©️Game Changers365】

世界ボクシング評議会(WBC)は3日(米国時間)、スーパーミドル級王者テレンス・クロフォード(米国)の王座を正式に剥奪したと発表した。突然の処分で、国内外のファンからは「今年最大のニュース」「そんな理由で剥奪されるのか」と驚きの声が上がっている。


 

■ WBCが定款に基づき処分発表「制認料の未払い」を明記

WBCが公表した公式リリースによれば、今回の王座剥奪はクロフォード陣営が直近2試合(イスラエル・マドリモフ戦、サウル・アルバレス戦)における“WBC制認料”を支払わなかったことが理由とされる。

WBCの規約では、

世界タイトルマッチに出場する選手は、定められた制認料(sanction fee)を支払うことが義務

未払いが続いた場合、ランキング資格の停止、王座の停止または剥奪などの処分を受ける可能性がある
と明記されている。

WBCはクロフォード側に複数回連絡を取ったものの、

返答が得られなかったため正式処分に踏み切ったとしている。

 

■ 3階級4団体統一からわずか3か月の急展開

クロフォードは今年9月、ラスベガスで4団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)を判定で下し、
男子史上初となる3階級での4団体統一という歴史的快挙を達成したばかりだった。

偉業達成からわずか3か月での王座剥奪という急展開に、ボクシング界全体が驚きに包まれている。