NBAレイカーズ、内容に課題残るもペリカンズを退け辛勝 八村塁選手は14得点も存在感に波─NBAカップ2連勝

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ロサンゼルス・レイカーズは現地14日、ニューオリンズ・ペリカンズとの一戦で118–104のスコアこそ残したものの、試合内容は終始不安定。
序盤の大量リードに助けられた格好で、NBAカップは2連勝としたものの、
チームとしての完成度には依然課題が残った。
立ち上がり、ペリカンズはターンオーバーを連発し、自滅気味に失点を重ねる。レイカーズは15–0のランで一気に主導権を握ったが、これは相手のミスに乗じたに過ぎず、攻撃の質そのものは高いとは言い難かった。第1クォーター終了間際にはマーフィー三世の3ポイントがブザー後の判定で取り消されるなど、数字以上に拮抗した内容だった。
第2クォーターに入るとレイカーズの課題が露呈。
外角シュートが落ち始め、一気に2点差まで詰め寄られる。
苦境を救ったのはドンチッチの個人能力で、このピリオドだけで14得点、5アシストと孤軍奮闘の様相。チームオフェンスよりもスター頼みの時間帯が長く、依存度の高さが浮き彫りとなった。
後半もレイカーズは最大22点までリードを広げながら、試合を決めきれない悪癖が再び顔を出す。第3クォーター終盤にはドンチッチがテクニカルを取られ、流れは完全にペリカンズへ。第4クォーター開始直後に8–0のランを許すなど、締めの弱さは依然として改善されていない。
粘るペリカンズに対し、レディックHCは早々にスターターを戻し、なんとか逃げ切りに成功。しかし、前戦でサンダーに大敗した内容からの“完全復活”とは程遠いパフォーマンスだった。
一方の八村塁選手は14得点を挙げたものの、前半のボールタッチは極端に少なく、プレーへの関与は限定的。第1クォーターにフィアーズとのミスマッチを突いたレイアップ、外角からのシュートなど効率的に得点したが、攻撃プランの中で“オプション”として扱われている現状は変わらない。第2クォーターに至っては1本のシュートも打てず、存在感は希薄だった。
