女子ゴルフ・長く感じた3年半・・・畑岡奈紗選手、荒木優奈選手を破り通算7勝目 54ホール短縮競技での劇的勝利

2025.11.9

【©️日本女子プロゴルフ協会】

11月9日(日)、滋賀県・瀬田ゴルフコース北コースで行われた日米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」最終日、畑岡奈紗(27)が荒木優奈(21)とのプレーオフを制し、ツアー通算7勝目を挙げた。日本開催の大会での勝利は2018年以来2度目となる。


大会は未明からの雨によりコースが悪化し、

最終ラウンドは中断後、午後0時58分に中止が決定された。

第3ラウンド終了時点で通算15アンダーの首位で並んでいた

畑岡と荒木は、18番パー5を130ヤードのパー3に変更してプレーオフを実施。

1ホール目で畑岡がパーを取り、ボギーの荒木を下して勝利を決めた。

優勝後、畑岡はグリーン上で両手を空に向けて涙を浮かべた。

「3年半ぶりの優勝でホッとしています。本当に長く感じた3年半でしたが、サポートしていただいた皆さんのおかげで勝つことができました」と感慨深く語った。

試合中の中断時間については、「待つ時間は長かったが、自分のできることに集中してやろうと思った」と明かした。また、10メートル近いバーディパットについては「距離感が合わずショートすることもあったが、打ち切ることを意識して成功させられた」と振り返った。畑岡は「7勝目まで長かったですが、また優勝インタビューができてうれしい。次も勝てるよう頑張りたい」と意欲を見せた。

上位成績では、14アンダーで3位に山下美夢有(前週メイバンク選手権からの連勝を狙った)、4位に国内ツアー年間ポイントレーストップの佐久間朱莉が12アンダーで続いた。19年大会優勝者の鈴木愛は11アンダーで5位、前年優勝の竹田麗央は6アンダーで21位となった。


▪️最終順位(上位)

優勝:-15/畑岡奈紗

2位:-15/荒木優奈

3位:-14/山下美夢有

4位:-12/佐久間朱莉

5位:-11/鈴木愛

6位T:-10/申ジエ、高橋彩華