井上尚弥選手、年末のサウジ決戦へ覚悟の言葉「倒しきる」王者の矜持!中谷潤人選手との記者会見で並びも実現

2025.11.7

世界が注目する“サムライ決戦”が近づいている。プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手(32=大橋)が7日、都内で行われたサウジアラビア・リヤド大会「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI」(12月27日開催)の記者会見に出席。静かな口調の中にも、王者の闘志がにじんでいた。


 

挑戦者はWBC同級2位のアラン・ピカソ(25=メキシコ)。

長身で攻撃的なスタイルを誇る難敵だが、井上は一歩も引かない。

「今回はしっかり倒しきりたい。勝ち方にこだわりたい」と語り、これまで以上に明確な“KO宣言”を口にした。
「ピカソ仕様のボクシングを見せたい」と語った表情には、統一王者としての余裕と、新たな挑戦への燃えるような決意が同居していた。

同大会では、中谷潤人選手(27=M・T)もスーパーバンタム級転向初戦として出場。井上尚弥選手と中谷選手が同じ興行で名を連ねるのは初めてで、来年5月には東京ドームでの対戦が計画されている。

サウジでの舞台は2人にとって、まさに“前哨戦”の意味を持つ。

会見で2人が言葉を交わす場面はなかったが、井上尚弥選手は「特に意識してないですよ。裏では楽しく話しています」と笑顔を見せた。

緊張感の裏に、互いを尊重し合うトップ同士の信頼が垣間見える。

「ワクワクしているのか? 警戒しているのか?」という質問に、井上尚弥選手は笑みを見せて「ワクワクもしてますし、どんな戦いになるかを楽しみにしている。まずは12月の試合をクリアすることに集中したい」。
その言葉は、決して油断ではなく、王者としての冷静な計算と覚悟の表れだ。

サウジアラビアが舞台となる「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI」は、日本ボクシング界の精鋭が集結する壮大な興行。
井上尚弥×ピカソを筆頭に、中谷潤人×ヘルナンデス、寺地拳四朗×ガルシアら豪華カードが並ぶ。
日本の“サムライたち”が世界へ挑む夜は、12月27日、リヤドで幕を開ける。

国内ではNTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で独占生配信。

視聴は「ペイ・パー・ビュー配信(PPV)」税込4950円で行われる。