八村塁選手、魂の15得点で雄叫び!ウェンバンヤマ退場に追い込みLAを熱狂 レイカーズ今季初5連勝「何かインパクトを残したかった」

【チームを鼓舞し大活躍の八村塁選手(AP)】
NBAレイカーズの八村塁(27)が5日(日本時間6日)、
本拠地クリプト・ドットコム・アリーナでのスパーズ戦に先発出場。
終盤の勝負どころで3Pを沈め、さらに超大型新人
ビクター・ウェンバンヤマからオフェンスチャージを奪う圧巻の守備。
チームを逆転勝利へ導き、今季初の5連勝に大きく貢献した。
■ ドジャース連覇の夜に、LAが一つに
この日はワールドシリーズ連覇を果たしたMLBドジャースの選手たちが来場。セレモニーが行われる中、レイカーズとドジャース――LAの二大チームが同じアリーナに集う特別な夜だった。
その視線を一身に浴びた八村は、持ち味の勝負強さで存在感を示した。
■ 前半からリズムをつかむ
第1Q中盤にフリースロー2本を沈めて試合に入り、第2Qではフェイダウェイ、ステップバック、さらにはドンチッチからのノールックパスを受けての3Pと、得点パターンの豊富さを披露。
チームメートのドンチッチと笑顔でハイタッチを交わす場面も見られ、レイカーズのベンチは盛り上がりを見せた。
■ 第4Qで“覚醒” 雄叫びとともに試合を決定づける
試合終盤、八村が再び火を吹いた。
残り5分15秒、ドンチッチのアシストから左ウイングの3Pを沈めると、雄叫びを上げて気迫を爆発。
さらに残り1分39秒、ウェンバンヤマの突進を完璧に読んでチャージングを奪取。
相手エースを退場に追い込み、会場は総立ちとなった。
スタンドで観戦していたドジャースのムーキー・ベッツもこの守備に大興奮。
LAのスター同士が互いを讃え合う一夜となった。
■ スタッツ以上の“存在感”
八村塁選手は34分46秒の出場で15得点2リバウンド。
シュート成功率55.6%(5/9)、3P成功率66.7%(2/3)の安定した数字を残した。
だがこの日の八村塁選手の価値は、数字では語り尽くせない。
チームを鼓舞し、会場の空気を変えたその瞬間こそ、真のインパクトだった。
■ チームは12点差を跳ね返す逆転劇
レイカーズは前半を1点リードで折り返したものの、第3Qで最大12点差を許す苦しい展開。しかし最終Q、エースのドンチッチが爆発。35得点13アシスト9リバウンドのトリプルダブル級の活躍でチームを勝利に導いた。
■ 八村「僕も勇気づけられた」
試合後、八村は静かに、しかし力強く語った。
「後半はあまりボールタッチも無かったので、何かインパクトを残そうと思っていた。ディフェンスで頑張っていたので、そこでチャンスが来た。ウェンビー(ウェンバンヤマ)もアグレッシブに来てたので、狙ってチャージングを取りにいった」
さらに、同じLAの仲間であるドジャースの優勝にも触れた。
「日本人が3人も大きな舞台で戦っている。こういう大きなマーケットで勝てるのは嬉しい。僕も頑張ろうと思えた。パレードを見ながら“次は僕らが”って想像していた。勇気をもらいました」
ドジャースが連覇し、レイカーズが5連勝と、ここ数日はロスの街がお祭りモード全開となっている。
