ジャズの“効率王”ラウリ・マルカネンが自己最多51得点!! 27年ぶり50点超えの衝撃…NBAの得点力の高さを改めて示す一戦に

【©️Utah Jazz】
ユタ・ジャズのエース、ラウリ・マルカネンがまたしてもNBAの「得点効率」という概念の極致を見せつけた。10月28日(現地時間27日)、ホームのデルタ・センターで行われたフェニックス・サンズ戦で、マルカネンは自身最多となる51得点を叩き出し、ジャズを延長の末138-134の勝利へ導いた。
球団としては実に27年ぶりとなる50得点超えの大記録だ。

第4クォーター残り17.9秒、マルカネンがフリースローを2本沈めてリードを広げたが、その後サンズの猛追により試合は延長へ。それでも延長戦でも彼の手は止まらなかった。後半だけで24得点、延長でも7得点を奪取。まさに“フィニッシャー”の名にふさわしい集中力と決定力だった。
この日、45分間のプレーで放った3ポイントは6本成功、フリースローは驚異の17本すべて成功。ミスのないシューティングがどれほど試合を支配するかを体現した形だ。
わずかなチャンスを逃さないその精度は、まさに現代NBAの「効率化された得点力」の象徴といえる。
試合後、28歳のフィンランド出身ビッグマンは冷静に語った。
「疲れていると感じたら、まずその“マインドセット”から抜け出すこと。僕は必要とされるなら、どんなことでもやり遂げられると思っている」
この試合でマルカネンはキャリアハイを大きく更新。2023年1月に記録した49得点を上回り、1998年にカール・マローンがマークした56得点以来となる球団記録級の爆発となった。
ジャズの選手が50得点以上を記録するのは実に27年と203日ぶりだ。
昨季リーグ最下位に沈んだチームが、今季開幕3試合で2勝1敗と勝ち越している背景には、この「1本のシュートを極限まで磨く文化」がある。キヤンテ・ジョージ(26得点10アシスト)、ウォーカー・ケスラー(25得点11リバウンド)らも高効率なスタッツを残し、チーム全体が確実に“NBA式効率バスケットボール”を体現している。
