ドジャースが延長18回の死闘を制す!フリーマンが劇的サヨナラ弾 大谷翔平は2発&5四球の大暴れ

【©️Los Angeles Dodgers 】
メジャーリーグのワールドシリーズ第3戦は、
ドジャースが延長18回の末にブルージェイズを
6―5で破り、対戦成績を2勝1敗とした。
試合時間は6時間39分に及ぶ大熱戦。
最後は主砲のフレディ・フリーマン内野手が中堅越えのサヨナラ本塁打を放ち、
球場は総立ちとなった。
「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平選手(31)は、
2本塁打を含む4打数4安打3打点の活躍。
さらに4申告敬遠を含む5四球で、計9度の出塁を記録した。
日本人投手として8人目となるワールドシリーズ
初登板を果たした佐々木朗希(23)は、
1回3分の2を1安打無失点の好投を見せた。
▪️シーソーゲームの点の取り合い、大谷選手がチームを牽引
ドジャースは初回、先頭の大谷が右翼線へ二塁打を放って好機をつくったが、得点にはつながらなかった。2回にブルージェイズのテオスカー・ヘルナンデスがソロ本塁打を放ち先制。3回には大谷が2試合ぶりの一発で同点に追いついた。
しかし、4回に先発グラスノーが崩れ、エドマンの失策も絡んで逆転3ランを浴びるなど4失点。2点を追う展開となったが、5回に大谷の適時二塁打とフリーマンの適時打で再び同点に持ち込んだ。
その後も接戦が続くなか、7回に1点を勝ち越された直後の攻撃で、再び大谷が魅せた。1死走者なしの場面で、4番手ドミンゲスの直球を捉え左中間スタンドへ2発目となる本塁打。力強く声を上げながらダイヤモンドを回る姿に、スタンドは大歓声に包まれた。
この一打で大谷は今ポストシーズン8本塁打とし、2020年のシーガーに並ぶ球団記録タイ。さらに通算11本となり、松井秀喜(元ヤンキース)の10本を抜いて日本人単独トップに立った。
▪️佐々木朗希選手が大切な場面でWSで確実に抑えた!
同点の8回1死一、二塁で登板した佐々木朗希は、初のワールドシリーズマウンドで落ち着いた投球を披露。最速161キロを記録し、無失点で切り抜けた。9回も続投し、1安打2四球ながら要所を締めた。ベンチに戻るとチームメイトから拍手が送られた。
延長12回にはカーショーが登板。今季限りでの引退を表明しているベテラン左腕は、満塁のピンチをスライダーで封じ、監督のロバーツ氏に力強く抱きしめられるシーンもあった。
▪️大谷選手は8打席連続出塁、ブルペンには山本選手の姿も
大谷は延長戦に入って以降も、11回から17回まで4打席連続で申告敬遠。さらに17回の四球で5打席連続の出塁を記録した。
延長18回途中には、2日前に完投勝利を挙げた山本由伸投手(27)がブルペンで準備を始める場面もあり、試合の緊迫感は最高潮に達した。
そして迎えた延長18回、先頭のフリーマンが中堅越えのサヨナラ本塁打。長時間の激戦に終止符を打ち、ドジャースタジアムは歓喜に包まれた。
▪️明日の第4戦は予告通りに大谷選手が先発へ
大谷選手は試合後もキャッチボールで軽く調整。
第4戦では先発登板が予定されており、
「打って、投げて」の二刀流で再びチームをけん引する構えだ。
ワールドシリーズ史に残る18回の死闘を制したドジャース。
勢いそのままに、悲願の頂点へ向かう。
