【©️Toronto Blue Jays】

ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦、ブルージェイズが

7回に劇的な逆転3ランを放ち、マリナーズを4－3で撃破。

シリーズ成績を４勝３敗とし、悲願のワールドシリーズ進出を決めた。

 

序盤はマリナーズに流れを握られた。初回に先制を許すと、

三回にはロドリゲス、五回にはローリーに痛打を浴び、一時は2点のビハインド。

それでもブルージェイズのナインは決して諦めなかった。

試合を決定づけたのは七回。1死二、三塁の絶好機で打席に立った主砲が、

代わったバザルドの初球を完璧にとらえる。

白球は左翼スタンド深くへ―球場は地鳴りのような歓声に包まれた。
“トロント・マジック”が再び発動した瞬間だった。

 

その後、救援陣が見事な集中力でマリナーズ打線を封じ、

最終回はエース守護神がきっちり締めた。

歓喜の輪の中心では、チームを率いる監督が涙をこらえながら

選手一人ひとりを抱きしめた。

マリナーズに3勝2敗と王手をかけられてからの連勝。

崖っぷちに立たされながらも、全員が信じ合い、

掴み取った逆転突破劇は、まさに執念の結晶だ。