芸人の千鳥・大悟さんが映画初主演にドキドキ「ビビッてます」 綾瀬はるかさんと初共演で夫婦役に挑む

2025.9.29

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2026年公開予定の是枝裕和監督最新作『箱の中の羊』で、お笑いコンビ・千鳥の大悟が映画初主演を務めることが明らかになった。共演は綾瀬はるか。

初共演となる二人は夫婦役を演じ、未来の家族像に挑む。

 

是枝監督が原案・監督・脚本・編集を手がける同作は、舞台を“そう遠くない未来”に設定。物語は、ある夫婦がヒューマノイドを息子として迎え入れることから始まる。テクノロジーと人間の心の衝突を通して、現代社会が抱える問題を浮き彫りにする家族ドラマだ。

建築士の妻・甲本音々役を綾瀬さん、工務店の二代目社長である夫・甲本健介役を大悟さんが演じる。

是枝監督は企画の着想について、「最新のテクノロジーで<死者を蘇らせる>という発想から始まりました。人間の内面とテクノロジーの衝突に強く興味を持った」と説明。実際に中国で広がる“死者の蘇りビジネス”にも触れ、現代的テーマを意識した作品になるという。

綾瀬は「久しぶりの是枝監督作品でしたが、現場は変わらず和やか。大悟さんとの夫婦役で、音々の気持ちが自然に膨らんでいくのを感じながら撮影しています」と語り、役への期待をにじませた。

一方、大悟さんは主演作初挑戦に「ビビってます」と正直な胸の内を告白。

しかし監督から「セリフを完璧に覚えなくても現場で調整します」と言われ、自由な演技が許されることに安心感を得た様子。

「今は自由にやっていいんだなという気持ちで臨んでいます」と意気込みを語った。

是枝監督も綾瀬さんについて「チャーミングで感情表現が巧み」と信頼を寄せ、

大悟さんに関しては「人間味あふれる表情と独特の間合いが魅力的。70年代の日本映画を思わせる存在感があります」と評価した。

タイトル『箱の中の羊』は「星の王子さま」から着想を得たもの。

斬新なテーマと意外性のあるキャスティングで、未来の家族像をどのように描くのか!?