ドジャース山本由伸投手、200奪三振の快挙で“超大型契約のスター性を”を証明

2025.9.26

【©️Los Angeles Dodgers】

ロサンゼルス・ドジャースの右腕、山本由伸が再び歴史に名を刻んだ。現地25日(木)、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で6回無失点、7奪三振の力投を披露し、チームを8-0の快勝へと導いた。この試合でシーズン200奪三振に到達。ドジャース投手としては2021年のウォーカー・ビューラー以来4年ぶり、日本人投手としては史上7人目となる快挙を達成した。

 

ドジャースはすでに地区優勝を決め、ポストシーズンを見据える段階にあるが、その中心にいるのは間違いなく山本だ。今季30先発で173回2/3を投げ、

防御率2.49、12勝を挙げた安定感は、

名門球団の屋台骨にふさわしい内容だった。

 

 

▪️疑念を覆した“3億2500万ドルの男”

2024年オフ、MLB未登板の段階で12年総額3億2500万ドル(約484億円)の超大型契約を結んだ時、多くの専門家は懐疑的だった。だが、1年目からポストシーズンでローテーションを支え、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献。そして2年目の今季、200奪三振と防御率2点台でシーズンを締め括り、その疑念を完全に払拭した。

山本は最速153キロの直球に加え、鋭いカーブと決め球のスプリットを自在に操る。打者を翻弄する投球術は、メジャーリーグでも唯一無二の存在感を放っている。

 

▪️王者としてワールドシリーズ連覇へ

これでレギュラーシーズンの登板は一区切りとなるが、真価が問われるのはここからだ。ドジャースは1998〜2000年のヤンキース以来となる25年ぶりのワールドシリーズ連覇を狙う。山本がその原動力となることは、誰の目にも明らかだろう。